マレーシア政府、2020年までに2万カ所の都市型ファームを整備

 マレーシア政府は、2020年までに都市型農場を20,000カ所にまで増やす計画を発表した。政府調査では、2018年時点で、約半分の11,000カ所の都市型農場が稼働している、と推計されている。

マレーシア政府、2020年までに2万カ所の都市型ファームを整備
都市部の市場にも、様々な野菜が並んでいる。
マレーシア政府、2020年までに2万カ所の都市型ファームを整備
マレーシアの高地には、野菜や果物の大規模農場や施設園芸が盛んに行われている。
本プロジェクトは、政府主導のプログラムであり、特に都市住民が参加するコミュニティー・ファームを整備することに力を入れている。都市住民は、安全・安心な野菜を食べることができ、生活の質の向上・経済的なメリットもある。

家庭内や建物の空きスペース(屋上など)を活用しながら、毎日食べている食材、例えば、唐辛子やレモン、レモングラスといった野菜・植物を自分たちで栽培することを推奨している。

なお、クアラルンプールから車で約30分のプチョン地区を、都市型農業のモデル地区に設定しており、都会の中心地から少し離れた郊外での都市型農場が今後は増えていく、と予想される。


[関連記事]
マレーシア、海外企業による農業ビジネスを対象とした専門機関の設立
マレーシア「現代建築x都市型農業」プランターBOXハウス<動画付>