佐賀県の新品種「いちごさん」東京の大田市場に初出荷。18haで900トンの生産量を見込む

 佐賀県は「さがほのか」以来20年ぶりとなるいちご新品種「いちごさん」について、12月6日に東京都中央卸売市場・大田市場において初荷式を実施した。佐賀県から計3,854パック・約1,040kgが出荷された。

佐賀県の新品種「いちごさん」東京の大田市場に初出荷。18haで900トンの生産量を見込む
仲卸やバイヤーの方からは、食べて一言「うまい!」という驚嘆の声や、「良いいちご。なによりも断面が赤いのでスイーツと相性がよいと思う。」「まず果実のみずみずしさに驚いた。甘さと酸味もちょうどよくおいしい。見た目もとても綺麗なので、売れ筋の品種になると思う。」といった声が聞かれました。

また同日行われた初競りでは、贈答用の「いちごさん(15粒、約450g)」に15,300円の高値がつけられるなど、高い評価を頂きま した。


県は、国内の他品種との競合や、生産者の高齢化などによって縮小傾向にある、県内のいちご生産を盛り上げるべく、 佐賀県、JAグループ佐賀、生産者が一丸となって、7年の開発期間をかけ、約1万5000もの試験株の中から新品種「佐賀i9号」を開発し、10月16日のブランド発表会で「いちごさん」と公表しました。

今後は県内の「いちごさん」生産農家をさらに拡大し、生産量を年々増加させていく予定です。2018年は県内で166戸の生産者、約18ヘクタールの栽培面積で900トンの生産量を見込んでおり、11月15日(木)に、県内で初出荷されました。

本格的な出荷は12月中旬以降を見込んでおり、東京や大阪をはじめとした全国の主要市場に出荷をしていきます。また1月中旬には都内において、消費者向けの期間限定イベントも行うなど、新ブランド「いちごさん」の魅力を発信していく予定です。


品種情報
品種名:佐賀i9号
品種登録出願:2016.2.1             
品種登録:2018.8.15
育成機関:佐賀県農業試験研究センター
交配組み合わせ:佐系14号×やよいひめ


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