農業ベンチャーseak、新規就農者が即時活躍できる仕組み「LEAP」を提供開始。6千万の資金調達も実現

 農業ベンチャーのseak株式会社は、寺田倉庫株式会社、三菱UFJキャピタル5号投資事業有限責任組合、個人投資家を引受先とした総額約6,000万円の第三者割当増資を実施した。

また同時に、農業未経験の新規就農者がすぐに農業を開始し、活躍できる仕組み「LEAP(リープ)」の提供も2016年9月1日に開始。調達した資金により、新規就農者の採用を含めた生産体制の拡大を行い、「LEAP」により栽培した野菜「ゆる野菜」の生産・販売を行う。
農業ベンチャーseak、新規就農者が即時活躍できる仕組み「LEAP」を提供開始。6千万の資金調達も実現
■seakについて
seakは、農業未経験者である新規就農者が、いきなり農業で活躍できる仕組みづくりをミッションとした、日本の農業の未来をつくる農業ベンチャーです。日本における農業を仕事の主とした基幹的農業従事者の平均年齢は、2015年で67.0歳となり高齢化が進んでいます。

日本の農業が直面する高齢化・担い手問題を解決する為に、新規就農者がいきなり農業で活躍できる仕組み「LEAP」を通じて、seakは日本の農業に存在する5つのストレスを解決していきます。ストレスがないことを「ゆるい」という言葉で表現しています。
seak URL:http://seak.asia

■新規就農者が直面する5つのストレス
新規就農者は農業を始める際に、5つの課題・ストレスに直面します。
(1) 研修に2年程度の時間がかかる(準備)
(2) 研修後もなかなか農地が見つからない(農地)
(3) 園芸ハウスは高価である(施設)
(4) 育ててもうまくいかない(栽培)
(5) 結果、大面積栽培で薄利多売となる(販売)

「LEAP」は、新規就農者のこれらのストレスを解決します。
(1) 事前の準備は不要
(2) 既に農地は確保
(3) 必要最低限の栽培施設
(4) 栄養価の高い野菜を栽培できるノウハウを使える
(5) 良質な販路を通じて、農業をスタートすることができる仕組みを実現

■seak独自の栽培ノウハウと、安全性の高い資材
野菜のストレスに主眼を置いた、Probiosis(プロバイオシス)という独自の栽培ノウハウを用いています。植物生理学に基づいた科学的根拠を裏付けとして、お茶や米ぬかなどを発酵させた自然由来の液体酵素に含まれる微生物の力を借りて、植物の健康・代謝を最大化させるアプローチです。これによって、無農薬栽培が可能となります。

また、畑の土を使わずに、ココナッツ繊維や貝化石など、液体酵素同様に自然由来の原料にこだわって配合した土を袋に入れて栽培する、袋栽培という形を取っています。

これによって、土壌に過剰に蓄積した肥料や農薬の心配もなく、耕作放棄地であっても理想的な環境で栽培をスタートできます。自然由来の安心安全な資材を根幹に置いた、農業の未来のあるべき姿に符合する栽培ノウハウです。

■「LEAP」で育てた野菜「ゆる野菜」
栄養たっぷりで、おいしくて、そして安心。この全てを野菜に詰め込みたい。今までの農業では、それは不可能だと思われていました。なぜなら野菜にストレスをかけていたからです。味にこだわると、栄養バランスが崩れてしまいます。栄養バランスを整えようとすると、農薬が必要になります。

seakでは野菜作りの原点に立ち返り、野菜が抱えるストレスを軽くすることで野菜が持つ最大限の力を引き出すことに成功しました。それを「ゆるく育てる」と表現しています。ゆるく育てる「ゆる野菜」は単なるブランド野菜ではありません。野菜の、そして農業の未来だと信じています。
(詳しくは、ゆる野菜WEB:http://yuruyasai.com)

■seakが構築する「LEAP」の特徴
<準備>
既存の農業:農家になる為、2年程度(※2)の研修が必要になる。
LEAP   :即日で農業を開始できる。事前の学習も不要。
(※2)自治体により異なります。

<農地>
既存の農業:研修を終えても紹介してもらえるのは耕作放棄地。
LEAP   :seakが確保する農地を活用することができる。

<施設>
既存の農業:資金がないので十分な設備が手に入らない。融資条件も厳しい。
LEAP   :必要最低限の仕様と直接仕入で費用を圧縮。

<栽培>
既存の農業:栽培を始めてもうまくいかないので大面積栽培になる。
LEAP   :栄養価の高い野菜を栽培できる独自ノウハウがある。

<販売>
既存の農業:結果、販路開拓に注力できず薄利多売(市場出荷)になる。
LEAP   :統一ブランドで独自の良質な販路へ。

■2つの独自栽培ノウハウ
・Probiosis

良い微生物を独自の液体酵素を通じて外から積極的に投入します。微生物の力を借りることで光合成反応を含めた植物の健康・代謝量を最大化するアプローチが、Probiosis。
→農薬の使用・植物工場による滅菌などによって微生物を排除する(Antibiosis)必要がなく、安心で低コストです。

・袋栽培
畑の土を使わずに、独自の土を袋に入れて栽培。土づくりと言われる農家の知恵や感覚を用いた長年の作業をすることなく、すぐに理想的な環境で栽培を開始する事ができます。
→使う畑が耕作放棄地であったり、過去どのような使われ方をしたのか(蓄積肥料・農薬)の心配がありません。

投稿者プロフィール

編集部
編集部
植物工場・農業ビジネスオンライン編集部です。「植物工場・食&農業ビジネス」×「環境制御技術」に関する最新動向ニュースを配信中。