経済産業省は、ロシア連邦経済発展省と8月29日に、ロシアのハバロフスク市において、第4回中小企業協力に関する日露会合を開催し、両国政府間で中小企業協力について意見交換を行ったほか、初めて民間セッションを実施し、両国間のビジネスマッチングを実施した。
その他、日本の農産物関係の参加企業は、現地のロシア市場を視察するため、日本の技術を導入した完全人工光型植物工場や、日本企業が主導して整備した太陽光型の植物工場、現地スーパーを訪問した。
第4回中小企業協力に関する日露会合の結果概要
経済産業省は、ロシア連邦経済発展省と8月29日(月)に、ロシア連邦ハバロフスク市において、第4回中小企業協力に関する日露会合を開催しました。
今回の会合では、従来から実施している政府セッションに加えて、新たに民間セッションを実施し、両国間のビジネスマッチングを行いました。今後は、こうした日露の中小企業同士の交流を通じて、両者の間のビジネス展開の進展が期待されます。
民間セッション
民間セッションは、(独)日本貿易振興機構とロシア輸出促進センターの共催により初めて実施されました。
ここには、露側の関心分野を踏まえ、日本の木材加工機械メーカーや温室栽培・農産物輸出入業者が参加し、まず、ラウンドテーブルにおいて各社がそれぞれ自社の取組について説明し、意見交換をした後、個別の参加企業ごとにビジネスマッチングを行いました。
露の企業訪問
8月30日(火)に、日本の木材加工関係の参加企業は、ロシアの木材加工の実態を調査するためアムールスク市の極東木材高度加工センターを訪問しました。
また、日本の農産物関係の参加企業は、日本の技術を導入した野菜工場(MIRAI)、日本企業主導で整備された温室栽培施設(JGC Evergreen)、及び大型スーパー(サムベリー)を訪問しました。
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