四国計測工業、低カリウムレタスの植物工場を建設・海外市場への輸出も

 四国計測工業は、完全人工光型植物工場における低カリウムレタスの生産事業を開始するため、低カリウムレタス栽培技術を有するドクターベジタブルジャパン株式会社とフランチャイズ契約を締結した。同社では現在、本社敷地内に人工光型植物工場(工場名称「さぬき野菜工房」) を建設中で、今秋より生産を開始し、1年後にはフル生産を行う予定。

四国計測工業、低カリウムレタスの植物工場を建設・海外市場への輸出も

本施設は低カリウムレタスを栽培する植物工場としては西日本で、最大規模の4,500株/日(年間100トン)であり、生産した低カリウムレタスは、ドクターベジタブルジャパン株式会社を通じ「ドクターベジタブル」ブランドで販売される。

 今回の事業は経済産業省の補助事業「グローバル農商工連携推進事業」の採択や香川県の「企業誘致助成制度」の指定を受けており、ここで生産される低カリウムレタスは、クリーンルーム内での栽培のため付着菌数が著しく少なく長期保存が可能な特徴を活かして、国内での販売はもとより東南アジアを中心とした輸出も予定しています。

この事業は同社の新規事業の一環として行うもので、低カリウムレタスの提供により腎臓病の方々の食生活を豊かにする事業として社会的意義が高く、同社がこれまで半導体事業で培ってきたクリーンルーム管理技術や、コア技術である計測制御技術を活用できるビジネスと位置付けています。また、自社での植物工場の運営を通して栽培関連技術を習得し、省力化や生産性向上など植物工場の高度化のための次なるビジネスの創出を目指してまいります。

「さぬき野菜工房」の概要
・建屋面積 :1,289m2
・場所   :香川県仲多度郡多度津町南鴨200番地1 本社敷地内
・生産能力 :フル生産時 4,500株/日
・工場建設費:約4億円

「低カリウムレタス」とは・・・
 低カリウムレタスは、通常栽培のレタスに比べてカリウム含有量を極端に少なくしたもので、カリウムを豊富に含む生野菜や果物を食べることが制限されている慢性腎臓不全の方でも生食できる野菜です。日本には透析患者が約30万人、慢性的腎臓病患者が約1,300万人(人口の10人に1人)存在するため、大きな潜在需要を秘めています。

 また、低カリウムレタスは通常のレタスと比べて、苦味・えぐ味が少なく食感が良い上に、クリーンルームで栽培・密封包装するため洗う必要がなく日持ちが良い、などの特徴もあり、全国のデパート、スーパーや高級レストランでも採用が広がり、腎臓病の方以外への需要も見込まれております。