高濃度の有機性汚水を低コスト・省電力にて浄化できるハイブリッドろ過システムを開発(農研機構など)

農研機構は、北海道大学、株式会社たすく、株式会社中山組、環境エンジニアリング株式会社と共同で、酪農場・養豚尿液やバレイショデンプン工場などからの高濃度の有機性汚水を好気的・嫌気的な両ろ過方式を組み合わせたハイブリッド構造により浄化する “多段式のハイブリッド伏流式人工湿地ろ過システム” を開発した。


新たに開発したシステムでは、安全バイパス構造や軽量浮遊資材の表面敷設などの仕組みにより、ろ床の目詰まりや冬季の凍結を回避しながら、ヨシやミミズ、微生物などからなる浄化機能を支える生態系を作りつつ、竣工直後から汚水を浄化することが可能である。


また、同じ処理能力を有する従来の機械的処理法と比較すると、初期費用は3分の2程度、電気使用料などの運転費用は20分の1程度で済む。酪農・養豚・デンプン工場からの排水に加え、鶏卵洗浄排水や国立公園二次処理水などを浄化する実用施設として検証され、国内(北海道・東北・関東)、及びベトナムの14カ所で既に運営されている、という(平成25年8月現在)。

※ 詳細は同社によるウェブサイトをご参照下さい。