LED型の植物工場システムをロシア企業へ納入。地下の閉鎖施設にてレタスやベビーリーフを生産(三菱化学・三菱樹脂)

三菱化学は11月27日、LED型植物工場システムをロシアの樹脂成形企業に納入したと発表した。運営する現地企業は、地下の閉鎖施設にてベビーリーフやレタスを生産。クリーンルームに近い環境で生産することにより日本と同じような水洗い不要な高付加価値野菜を周年・安定的に出荷可能となる。以下、同社によるプレスリリースを掲載しておく。


三菱化学、ロシア・ミール社にLEDを使用した植物工場システムを販売

三菱化学株式会社(本社:東京都千代田区、社長:石塚 博昭、以下「三菱化学」)は、LEDを使用した植物工場システムの販売を開始し、その第1号機をロシア・サンクトペテルブルグ市Mir Upakovki社(以下「ミール社」。詳細は別紙参照)に販売いたしました。


今般、ミール社に販売した三菱化学の植物工場システムは、ミール社サンクトペテルブルグ工場の地下フロア全面を改修して設置され、内部を適温に保つ空調設備、水を循環濾過して再利用する水処理設備など、野菜の栽培に必要な各種設備を完備しています。また、光合成の光源となる照明設備はすべてLEDを使用しており、日照が少なく気温が低い冬季(サンクトペテルブルグ市の1月の平均最高/最低気温:−5.1℃/−10.7℃)でも新鮮な野菜を常に収穫できる点が評価され、このたび導入が決定されました。

今般の植物工場システムの部材は、株式会社三菱ケミカルホールディングスの連携強化の一環として、三菱樹脂株式会社の各種樹脂製品を使用しています。


今回の栽培品種はベビーリーフおよびレタスです。ウレタン樹脂を用いた栽培ベッド上に、極めて高い密度で播種する独自の超密植栽培技術により、単位面積あたりの高い収量を実現しています。また、クリ−ンな環境下で水耕栽培をおこなっていることから、収穫後は洗浄せずに口にできるため、ベビーリーフの場合、一般的な露地栽培の品と比べても十分なコスト競争力を持っています。


ミール社とは本年2月から協議を開始し、4月以降、設計指導を行いながら部材の製作に取り掛かり、8月に本格着工いたしました。9月初頭の完成後、試運転期間を経て、9月末からベビーリーフを、次いで10月からレタスの収穫を開始しております。収穫された野菜はミール社の社員食堂にてサラダとして提供しているほか、今後は社外への野菜供給ビジネスを検討しています。

今後三菱化学は、お客様のご要望と設置場所の諸条件を踏まえた仕様のカスタマイズを行いながら、植物工場を広く国内外に販売してまいります。


【ミール社概要】
社名:Mir Upakovki CJSC(ミール ウバコフキ)
設立:1999年
所在地:ロシア サンクトペテルブルグ州 188650、ミクロライオン セルトロボ、ペソティナヤ通り、14−1番
代表:Oleg Olegovich Lavinyukov
オーナー:Alexander Veniaminovich Bayanov,Igor Evgenyevich Gusev
資本金:7百万US$
売上高:66百万US$
主要事業:プラスチック製品の成型、加工


【植物工場の概要】(ミール社導入事例)
品目:ベビーリーフ、レタス
設置場所:ミール社サンクトペテルブルグ工場 福利厚生棟地下フロア
面積:355m2(107坪)
収量:24Kg/日(ベビーリーフ)、3Kg/日(レタス)
播種から収穫までの日数:20日(ベビーリーフ)、35日(レタス)


【植物工場使用部材】
液肥循環タンク:ヒシプレート(R)
レタス用水槽(プランター):ヒシメタル(R)加工品
※ヒシプレート(R)、ヒシメタル(R)は三菱樹脂株式会社の登録商標です。


※ 詳細は同社によるプレスリリースをご参照下さい。


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植物工場・農業ビジネス編集部

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