キユーピー株式会社は、ドレッシングによる野菜の苦味や青臭さを低減させる機能について、9月7日~8日に開催の一般社団法人日本調理科学会2021年度大会にて、新たな研究成果を発表した。
厚生労働省が推進する「健康日本 21」では、健康増進のために1日350g以上(成人)の野菜を食べることが目標とされていますが、全年代で不足しているのが現状です。
子どもの成長にとっても野菜摂取は重要ですが、子どもの味覚は苦味・渋味を本能的に避けるといわれており、野菜独特の苦味や青臭さが野菜嫌いの一因にもなっています。
今回の研究成果から、ドレッシングを活用することで、子どもの野菜嫌いを克服し、野菜をおいしく健康的に食べられるようになることが期待できます。
【研究の要点】
(1)「クリーミィ野菜ドレッシング(キャロット&オニオン)」が野菜の苦味・青臭さを低減
「クリーミィ野菜ドレッシング(キャロット&オニオン)」が、野菜の苦味・青臭さの低減に効果があることが分かりました。その効果は、食酢、卵黄によるものであり、さらに複数の原材料を配合していることが効果をより高めていると示唆されました。
(2)「深煎りごまドレッシング」がピーマンの苦味・青臭さを低減
「深煎りごまドレッシング」が、ピーマンの苦味・青臭さの低減に効果があることが分かりました。
その効果は、食酢、食用油、しょうゆ、すりごまによるものであり、さらに複数の原材料を配合していることが効果をより高めていると示唆されました。
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