農作物全般の高温・乾燥・塩害耐性を高めるバイオスティミュラント資材『Skeepon(スキーポン)』の開発を行うアクプランタ株式会社は、本商品のAmazon【購入ページ】での販売を開始した。
スキーポンを生育初期に一度根から吸収させるだけで、定植後の活着率の上昇や生育期間中の欠株率の低下などの効果が見込むことができます。
植物には、水分が足りなくなると体内で「酢酸」を作り出し、自身の乾燥に耐えるため乾燥耐性を引き出す役割があります。このメカニズムは、弊社代表の金らが、理化学研究所での研究により発見したものです(Kim et al., 2017, Nature Plants)。
しかし、単純に高濃度な酢酸を与えるだけでは、酢酸の刺激で植物に強烈なダメージを与えてしまいます。そこで弊社では、独自技術によりこの課題を解決した製品を開発しました。
さらに、スキーポンは乾燥ストレスを体内に記憶させる付箋の働きも担い、再び乾燥したときに「記憶を呼び起こし」、迅速かつ強力に乾燥耐性を発揮させる効果もあります。
使い方はシンプルで、規定の希釈倍率に薄めたスキーポンを、育苗灌注もしくは土壌潅水により植物の根からたっぷり吸わせます。一度吸収させると効果は3か月程度維持されます。
実際に、キャベツの苗を高温・乾燥環境で水を与えず3週間放置した結果、最初に水しか与えなかった苗は枯死しましたが、スキーポンを与えていた苗は状態を維持しました。
スキーポンは、トマト、ナス、ピーマンなどの果菜類、サラダ菜、レタス、サンチュなどの葉菜類といった幅広い農作物全般に効果が期待でき、農家からは「暑い夏でも欠株率が1%以下に抑えられた」「葉の萎れがなく、しっかり育った」などのお声を頂いています。
現在Amazon【購入ページ】で購入できますので、是非ご活用の上、暑い夏を乗り切っていただければと思います。
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