株式会社誠文堂新光社は、2020年8月12日に『トマトの生産技術』を発売する。トマトは日本でも根強い人気があり、生産者にとっては収益性のある品目。各種苗メーカーも新品種を多数リリースするなど、業界全体で力を入れている品目である。
本書では、トマトの栽培技術の基本的知識から、注目される産地の栽培・経営・事例、さらに技術革新が進むスマート農業による栽培技術など、トマト生産に関わるすべてが網羅された決定版です。トマトの生産者、産地の指導員、最先端農業の研究者必携の一冊です。
● トマトの生産技術: 営農に役立つ 作型・産地事例・スマート農業
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[参考:調査レポートの紹介] 野菜・果物の中では最も大きな市場規模を持つのがトマト。太陽光利用型・植物工場の栽培面積のうち【80%】がトマトになります。
【目次】
2 はじめに
4 目次
9 1章 トマト生産の基礎
10 栽培の歴史と世界の生産状況
18 基本的な栽培特性
40 トマトの生理障害と対処法
50 トマトの病虫害と防除法
61 トマト生産における経営管理
71 2章 トマト生産地の事例
72 日本全体の作型と生産状況
80 トマト生産と流通の状況
88 事例① 北海道 北海道における生産の現状と展望
98 事例② 岩手県 岩手県の主要作型と実際の栽培
107 事例③ 千葉県 千葉県におけるトマト生産の取り組み
118 事例④ 愛知県 愛知県におけるトマト主要作型と実際の栽培
127 事例⑤ 岐阜県 岐阜県における主要作型と実際の栽培
136 事例⑥ 兵庫県 兵庫県における主要作型と実際の栽培
144 事例⑦ 岡山県 岡山県における主要作型と実際の栽培
154 事例⑧ 徳島県 徳島県における生産状況と生育環境制御への取り組み
159 事例⑨ 福岡県 福岡県における主要作型と実際の栽培
167 事例⑩ 熊本県 熊本県におけるトマト生産の取り組み
179 3章 最先端技術への取り組み
180 トマトの品種開発最前線
185 環境制御技術最前線
194 トマト生産における温室構造最前線
200 トマトの生産の自動化・機械化最前線
205 トマトの品質評価・解析最前線
212 先端的技術実証の取り組み~次世代拠点
217 スマート農業実証と今後の展望
220 輸出への取り組みと展望
221 高温多湿環境向けのトマト生産システム
―日本のトマト生産技術を世界に向けて発信−
225 緑熟果を用いた長期貯蔵法
229 トマトの超高収量生産の実証
240 全農におけるミニトマト生産の取り組みとポイント
245 4章 トマト生産の未来
246 トマト生産の方向性と技術の展望
258~261 引用・参考文献
262~267 索引
268~271 執筆者紹介
【編著者プロフィール】
中野 明正(なかの・あきまさ)
千葉大学学術研究・イノベーション推進機構 特任教授
博士(農学),技術士(農業),土壌医,野菜ソムリエ上級プロ
【書籍概要】
書 名:トマトの生産技術
編著者:中野 明正
仕 様:A5判、272ページ
定 価:本体3,400円+税
発売日:2020年8月12日(水)
ISBN:978-4-416-52093-2
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