サカタのタネ、子会社を通じ米国のレタス種苗会社を買収

サカタのタネは4月8日、子会社「サカタ・シード・アメリカ」(カリフォルニア州モーガンヒル)を通じて、同州サリナスにあるレタスの種苗会社「Vanguard Seed」(バンガード社)を買収した。

サカタのタネ、子会社を通じ米国のレタス種苗会社を買収
同社のレタスの遺伝資源や育種プログラム、品種などが「サカタ・シード・アメリカ」に統合されます。主要品目であるレタスがラインアップに加わることで、アメリカでの野菜種子ビジネスが拡充されます。

レタスは世界中で幅広く消費されている野菜です。この買収を機に、当社はグローバル市場向けにレタスの新品種の開発を加速させ、レタス種子市場の主要な種苗会社としての地位を確立させることができると見込んでいます。


今回、当社はバンガード社が所有しているレタスの品種開発に必要な遺伝資源および育種プログラム、レタス種子の販売チームを取得します。

バンガード社のレタスの品種は、今後も「サカタ・シード・アメリカ」により、育種と種子生産が継続されます。なお、サリナスにあるバンガード社の倉庫と事務所はそのまま維持されます。

なお当社は、ブロッコリー種子の世界的なリーディングカンパニーとして、高品質な種子とサービスを提供し続けてきました。アメリカおよびサリナス地域でも非常に高い評価を得ていますが、今回の買収により、レタスとブロッコリーの両市場における相乗効果が生まれてくることを期待しています。