アースサイドグループの株式会社スプレッドは、九州電力株式会社、株式会社九電工、東京センチュリー株式会社と、九州電力の豊前発電所遊休地(福岡県豊前市)を活用した自動化・植物工場の事業化の検討を開始した。
九州電力は「食の安全や安心への貢献」といった植物工場事業の社会的意義に共感し、地域雇用の創出や遊休地の有効活用なども期待できることから事業化を模索していました。
スプレッドは、次世代型農業生産システム『Techno FarmTM』を初めて導入した自動化植物工場「テクノファームけいはんな」を建設し、2018年11月より商品の出荷を開始。
同システムの工場のさらなる パートナーシップ展開を図る中で、事業の目的と方向性を共有できる九州電力、九電工、東京センチュリーとの協業の検討を開始しました。
今回検討を開始する工場では、世界最大級となる日産5トンのレタスの生産が可能になります。また、本工場の VPPリソース(※)としての活用や再生可能エネルギー電源との組み合わせなどに関して、九州電力とともに検討する予定です。
(※) VPP バーチャルパワープラント:仮想発電所。電力の需給バランスを保つため、電力を使用する側の機器を制御し、発電所のように活用すること。
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