株式会社ルートレック・ネットワークスの開発するAI潅水施肥システム「ゼロアグリ」は、新たに果樹のナシ、ブドウの試験栽培を今年度より開始した。
【概要】
AI潅水施肥システム「ゼロアグリ」は、AIを活用し農作物の成長に必要な最適な水分量を算出し、水やり、肥料やり作業を自動化するスマート農業システムです。
全国196台の導入実績(2019年8月末時点)があり、トマトやキュウリ、イチゴなどの果菜類を中心に導入が進んでまいりました。
昨年よりレモンやマンゴーなどの果樹栽培においても実証実験を始めておりましたが、今年度より新たにナシとブドウ栽培における試験活用が始まりました。
現時点の導入効果としては、潅水作業の省力化(例えば茨城県立農業大学校のブドウハウスにおいては、夏場では1日に40~50分の潅水を5回やっていたのが、ほぼ自動化された)や、養水分管理による土の中の状態の見える化等が挙げられます。
一方で、樹ごとの個体差に対応する適切な潅水量の調整などは、今後の課題として挙げられます。
【株式会社ルートレック・ネットワークスについて】
(詳細: http://www.routrek.co.jp/ )
2005年の創業以来、黎明期よりIoT技術の研究開発に取り組み、産業機器、ヘルスケア機器など様々な業界にIoTソリューションを提供してきました。
2010年に総務省の広域連携事業にて農業の見える化プロジェクトを実施したことを契機にスマート農業事業に参入し、2013年からAI潅水施肥システム「ゼロアグリ」を販売しております。
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