ミシガン州ワイオミングに本拠を置くフードサービスとして、主に食料品を中心に卸売・配送業務を手掛ける「ゴードン・フード・サービス社(GFS)」では、植物工場を活用した起業家支援を行うSquare Roots社と共同で、新たなコンテナ型植物工場をオープンさせた。
両社による植物工場に関する提携は今年3月に発表され、実際に生産施設が稼働したのは約6カ月後となった。
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Square Roots社では、農業の魅力を伝え、若者による新規参入に関する総合支援・トレーニングプログラムを実施している。既に数千人が本PGに参加しており、実際に植物工場ベンチャーを起業する例もある。
参加者の多くは周辺エリアとなるが、シンガポールなど海外からの問い合わせもある、という。なお、プログラム受講者は基本、米国の在住者に限定している。
Square Roots社の拠点となるのは、ニューヨークのブルックリン区であり、植物工場にて生産した野菜は、周辺の飲食店やスーパー(例:ホールフーズ Whole Foods)などで販売されている。
今回、ミシガン州ワイオミングにて、新たに建設された植物工場施設も、教育向けとして活用するの他、収穫後の商品はゴードン・フード・サービス社(GFS)が、地元ローカル野菜として全量を販売することになっている。
同社の植物工場バジル商品の販売価格
Square Roots社がNYにて生産するコンテナタイプの完全人工光型植物工場によるバジルについて、販売店舗によっても異なるが、競合商品と同じ【3.5~4ドル】前後にて販売されているが、内容量は異なる。
一方、屋外にて生産した有機バジルの場合は若干、茎の部分が長くなっており廃棄される所も多いが、1パック56g@3.5ドル前後にて販売されていることが多い。
※ 全てNYの小売スーパーにて販売されている商品で価格を比較している