KLM オランダ航空は、ワールドビジネスクラスのお客様に人気のサービスである家をかたどったチョコレートを、サステイナブルなチョコレートに変更し、8月26日から提供開始した。
チョコレートの原料となるカカオは美味しいだけではなく、環境に優しく、パナマにある農園で栽培されています。この農園はKLMが投資しているCO2OL Tropical Mix project( https://klmtakescare.com/en/content/-re-planting-trees-in-panama )に参加しています。
■CO2削減への投資
CO2OL Tropical Mix projectは、植林事業とカカオの製造を組み合わせた計画で、KLMのカーボンオフセットプログラム、「CO2ZERO」( https://klmtakescare.com/en/content/co2zero-s-facts-and-figures )サービスの一環です。
10年前から、KLMのフライトをご利用のお客様は、事前にKLMウェブサイトからご自身のご予約にアクセスの上、「CO2 ゼロ」の追加オプションをお支払いいただくことにより、パナマの持続可能な森林再生プロジェクトに投資され、お客様のフライトにおける、お客様ご自身のCO2排出分を相殺いただくことが可能となっております。
CO2の回収や貯蔵に加えてCO2OL Tropical Mix projectでは小規模なカカオや木材のサステイナブルな製造を行い、雇用を創出しています。
■コーヒーとココアの持続可能な農業のための世界最大のプログラム、UTZ認証のカカオ
CO2OL Tropical Mix projectに参加の農園は、パナマのボカス デル トロにあり、2010年にカカオの木を植林しました。約10年後の現在、カカオの植林はパナマのカカオ生産地の低地にある丘にも拡大しています。
このプロジェクトから生まれた農園のカカオはサステイナブルな管理方法や日よけの木の植林や数種のカカオの交配などにより、コーヒーやカカオの世界最大の持続可能な農業プログラム、UTZの認証を受けました。
■パナマからベルギーへ、そしてKLMのワールドビジネスクラスへ
チョコレート会社、バリー・カルボーはこのカカオをボカス デル トロから輸入して何種類かのチョコレートペーストをベルギーで製造します。その後、オランダのチョコレートメーカー、フィッサーがこれに熱を加え、型に入れ、最後に箱詰めします。
こうした行程を経て、家をかたどったチョコレートがKLMのワールドビジネスクラスのお客様に8月26日より提供されています。
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