オムロン、小規模装置のIoT化を実現するオールインワンコントローラー「CP2Eシリーズ」を発売

 オムロン株式会社は、小規模装置における高度な制御とIoT化を実現するオールインワンコントローラー「CP2Eシリーズ」を2019年10月1日よりグローバルで一斉発売する。

小規模装置のIoT化による稼働状況の見える化を、簡単なプログラミングにより実現し、製造業に限らず幅広い業界の装置の生産性向上や品質の向上に貢献します。
オムロン、小規模装置のIoT化を実現するオールインワンコントローラー「CP2Eシリーズ」を発売
近年、人件費の高騰や熟練技能者の不足に伴い、様々な製造現場において、装置の立ち上げから運用、保全までを効率化するニーズが高まっています。

そのため、予算が限られた小規模装置においても、生産現場のデータ活用や装置の稼働状況の見える化、更には突発的な故障や停止などの防止が求められています。

しかし、このような小規模装置のデータ活用実現のためには、高価なコントローラーを用いたネットワーク構築によるIoT化が必要であり、実現は容易ではありませんでした。


また、インフラや農業関連といった製造現場以外の装置では、IoT化だけでなく耐環境性が必須であり、顧客自身が専門知識を持って管理や保全を行う必要のある専用コントローラーが使用されていました。

「CP2Eシリーズ」は、小規模装置のIoT化を高いコストパフォーマンスで実現します。装置の稼働情報を「CP2Eシリーズ」に集約し、必要な情報を上位ネットワークに共有することで、装置のデータ活用を可能にします。

さらに、オムロンが提供する専用のプログラムデータであるファンクションブロックを使うことにより、誰でも簡単に複雑な制御の装置を立ち上げることができ、コントローラーのプログラミング、テスト、不具合修正や保全などの工数を削減。

加えて、使用温度範囲を拡大することで、近年コントローラー活用の需要が高まっている製造現場以外の装置においても安心して使用できます。「CP2E シリーズ」は、製造業に限らず様々な現場の各種小規模装置の更なる生産性向上と品質の向上に貢献します。