超精密部品加工の大野精工株式会社が運営する農園「King Farm」がGLOBAL G.A.P. の認証を取得した。これを機に、東京オリンピック・パラリンピックへの食材提供を目指す、という。
また、農園直営の「King Farm Cafe」内の専門工房で丁寧に手作りでつくられるバウムクーヘン4品目が本年度モンドセレクションで金賞を受賞。バウムクーヘンを使用したカフェメニューも充実させました。
■農園「King Farm」の特徴
「King Farm」が取組む農業ビジネスモデルは、品質が高い農産物が高収量で栽培できるよう、植物と土壌の微生物との共生関係(プロバイオシス)を活用した栽培方法を中心とし、農業技術を必要とする部分を環境制御システム(ITを含む先端技術:デンソー・プロファーム、フタバ産業 ハウス栽培用 CO2 貯留・供給装置など)で自動化しています。
さらに、ビニールハウス内には冷却設備の導入など農場の環境整備にも努めています。ブランド高糖度ミニトマト「オスミックトマト」は、苗に過度のストレスをかけない栽培で、トマト本来の旨味と甘味・栄養が凝縮されており、糖度別に仕分けして出荷し、料理店・販売店からも大変注目をいただいています。
また、会社には無料託児所を設け、女性が活躍する農園としても労働環境を整えています。
■バウムクーヘン4品目が本年度モンドセレクション金賞を受賞
「King Farm Cafe」内の専門工房で丁寧に手作りでつくられるバウムクーヘンの拘(こだわりプレーン)・抹茶・いちご・お酒(徳川家康 大吟醸)の4種類を本年度モンドセレクションに出展し、4種類全てにおいて金賞を受賞しました。
バウムクーヘンの材料の30%を占める卵は、地元・愛知県西尾市に養鶏場があるブランド卵ランニングエッグを使用しています。
また、厳選したバターなどを使用するとともに、西尾市特産の抹茶・自家農園栽培のいちご・地元の地酒とコラボしてのお酒バウムなど「素材の素晴らしさを最大限に引き出す」「これ以上柔らかくできない」丁寧な手作業で約50分間330度のバウムクーヘンを焼く機械につきっきりで、緊張感の中で一層一層焼き上げています。
(1)GLOBALG.A.P.(グローバルギャップ)とは
食品安全・労働環境・環境保全に関する218のチェック項目をクリアした「持続的な生産活動」を実践する優良企業(農場)に与えられる世界共通のブランドで毎年更新審査を受審する必要があります。
(2)モンドセレクションとは
世界中から優れた製品を発掘・顕彰することを目的として1961年から運営されている世界的に権威のある食品等の品評を行う機関で、ベルギーのブリュッセルに本部があります。
食品・ビール・ワイン・化粧品などの部門があり、毎年80カ国以上から3,000点を越える製品が出品されます。
応募製品は、70名以上の国際専門家が構成する各セクションの審査員グループによって、品質を審査・評価され、賞が授けられます。
精密部品加工の大野精工、環境制御型の施設栽培トマト・イチゴ農場がグローバルGAP認証を取得
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