昆虫の力を活用し100%バイオマスリサイクルシステムを1週間で肥料と飼料に転換するシステムを開発する株式会社ムスカ(MUSCA)は、経済産業省が推進する日本のスタートアップの海外展開支援プログラム「J-Startup」に採択された。
[関連記事] 昆虫ベンチャーのムスカ、畜産糞尿を有機肥料や飼料に100%リサイクルへ
「J-Startup」とは
グローバルに活躍するスタートアップを創出するために、2018年6月に立ち上げられました。
実績あるベンチャーキャピタリストやアクセラレータ、大企業の新事業担当者等の外部有識者からの推薦に基づき、J-Startup企業を選定し、大企業やアクセラレータなどの「J-Startup Supporters」とともに、官民で集中支援を行うプログラムです。この度、J-Startup2019にて、49社のうち1社に採択されました。
「MUSCA」は、このプログラムへの参加を通じ、グローバル展開へ普及拡大を目指します。そして、その礎となる日本での1号プラントの建設に向けてパートナ企業とともに取り組んでいきます。
「J-Startup2019 採択企業マップ」都道府県別に採択企業分布図
東京都 31社、福岡県 3社、宮城県 2社、山形県 2社、愛知県2社、大阪府 2社、北海道 1社、岩手県 1社、福島県 1社、千葉県 1社、静岡県 1社、兵庫県 1社、宮崎県 1社、計49社
出典元:経産省 「J-Startup2019」HP(https://www.j-startup.go.jp/news/news_190624_2.html)
【ムスカ会社概要】
45年間1,100世代以上にわたる選別交配を重ねたイエバエによる『畜産糞尿や生ゴミ等の有機廃棄物を1週間で肥料や飼料に変換する100%バイオマスリサイクルシステム』を確立し、この技術を用いて世界の食糧危機の解消、地球の抱える環境問題の解決を目指す。
Editor's Picks
-
田んぼに浮かぶホテルがコンセプト、スイデンテラスがリニューアルオープン
-
緑演舎による造園家がプロデュースする個人住宅向け「GARDENNERS HOUSE」事業をスタート
-
ミラノ都市部で自然に囲まれたオフィス空間を実現。ハイテク企業や研究者のハブ施設へリニューアル
-
シンガポールの高層住宅タワーをリニューアル。屋上には住民参加型の菜園も整備
-
メルボルンに駐車場スペースを活用した屋上農園「スカイファーム」が来年に完成
-
台湾の青果市場、屋上に農場を導入した最新施設として2020年に完成予定
-
ロンドン、屋上に植物工場ファームを併設した地元フードコート施設を開設
-
UAEの陸上養殖ベンチャー『Fish Farm社』サーモンなどの魚を本格販売へ
-
カナダの大学が連携。クリーン・エネルギー技術を活用した『高層タワー型の植物工場』を計画
-
海面上昇の対策、海洋に浮かぶ街「フローティング・シティ」食料やエネルギーの自給自足を実現