キッコーマングループの日本デルモンテアグリ株式会社と、カズサの愛彩グループが出資する「株式会社君津とまとガーデン」は、千葉県君津市に生果トマトを栽培する太陽光利用型植物工場を、4月3日に竣工する。
君津とまとガーデンは、オランダの先進的な施設園芸技術を導入した、最新のオランダ式太陽光利用型温室で、高度な環境制御を行い、年間を通じて高品質なトマトの安定生産を行ってまいります。
新施設は、大型天窓、細霧冷房、遮光剤塗布、夜間除湿冷房等を採用し、従来難しかった夏場の暖地での施設トマト栽培が可能になります。
首都圏市場への至近の好立地を活かし、一年を通した安定供給へのニーズにお応えしてまいります。
また、環境への配慮として雨水を利用した栽培、排給液のリサイクル利用、トマト栽培で発生する植物残渣の堆肥への利用等を行います。あわせて、農業生産工程管理のJGAP認証をグループ農場の那須とまとガーデンと同様に取得予定です。
操業開始に際し、地元の農業大学や高校の園芸科卒業生を採用するなど、地域の雇用にも貢献し、地元の方々に愛される事業所を目指してまいります。
<新施設概要>
・所在地:千葉県君津市上湯江1318番地3
・敷地面積:約6.0ha
・建築面積:約4.7ha
・建物構造:オランダ式太陽光利用型温室
・栽培品目:生果トマト(品種名:ぜいたくトマト)
Editor's Picks
-
田んぼに浮かぶホテルがコンセプト、スイデンテラスがリニューアルオープン
-
緑演舎による造園家がプロデュースする個人住宅向け「GARDENNERS HOUSE」事業をスタート
-
ミラノ都市部で自然に囲まれたオフィス空間を実現。ハイテク企業や研究者のハブ施設へリニューアル
-
シンガポールの高層住宅タワーをリニューアル。屋上には住民参加型の菜園も整備
-
メルボルンに駐車場スペースを活用した屋上農園「スカイファーム」が来年に完成
-
台湾の青果市場、屋上に農場を導入した最新施設として2020年に完成予定
-
ロンドン、屋上に植物工場ファームを併設した地元フードコート施設を開設
-
UAEの陸上養殖ベンチャー『Fish Farm社』サーモンなどの魚を本格販売へ
-
カナダの大学が連携。クリーン・エネルギー技術を活用した『高層タワー型の植物工場』を計画
-
海面上昇の対策、海洋に浮かぶ街「フローティング・シティ」食料やエネルギーの自給自足を実現