ボッシュ、CES国際家電ショーにて未来のモビリティやスマートホームを展示

 2019年1月8~11日にラスベガスで開催されるCES国際家電ショー2019において、ボッシュは未来のモビリティとスマートホームに関するソリューションを展示する。具体的にはコネクテッドサービス機能を備えたドライバーレスEVシャトルの他、AI技術などを活用したキッチン、植物管理、室内空調システム等が含まれる。


世界初出展:新たなモビリティに向けたボッシュのコンセプトカー
CESにおいて、ボッシュは包括的なコネクテッドサービス機能を備えたドライバーレスEVシャトルのコンセプトにより、新たなモビリティの形を体験してもらいたいと考えています。

世界中の大都市圏では、まもなくこのタイプのモビリティが主役となるでしょう。すなわち、モノ・設備・サービスを含む周辺環境とシームレスに接続したほぼ無音のドライバーレスのシャトルです。

車両の予約、料金の支払、他の乗客とのシェアに必要なハードウェアとソフトウェア、そして新しいデジタルサービスもボッシュが提供します。

ボッシュ、CES国際家電ショーにて未来のモビリティやスマートホームを展示

スマートホーム向けソリューション

自動認識で冷蔵庫内の食べ物をスマートに保管
IoTデバイスにより、移動中でも自宅でも、具体的なメリットを享受することができます。たとえば、冷蔵庫内の食べ物の管理・保管もそのひとつです。

ボッシュが販売するネットワーク接続に対応した内部カメラ付き冷蔵庫には、新たに保管場所の推奨機能が付いた認識機能が加えられました。

このデバイスは、自動で約60種類の野菜と果物を認識し、理想的な保管場所をアプリ経由で推奨します。より適切な方法で保管することで、食べ物の鮮度が保たれ、食品廃棄の低減につながります。


ベタベタするタッチスクリーンと無縁のクッキング、
キッチンの台をタッチスクリーンにするキッチン用プロジェクターPAI

キッチンカウンターの上に取り付けるボッシュのプロジェクターPAIは、キッチンの台全体をタッチスクリーンに変化させます。

プロジェクションによりユーザーインターフェースとなったキッチンの台にユーザーがタッチすると、一体化された3Dセンサーによりタッチコントロールが可能になります。

こうして、料理をしたりオーブンを使っている間に、多様なデジタルサービスにアクセスすることができます。たとえば簡単にレシピを取り出したり、インターネット接続に対応した家電製品を操作することが可能になります。

ボッシュ、CES国際家電ショーにて未来のモビリティやスマートホームを展示
PAIのシステムはとても安定しているので、キッチンの台に投影されたインターフェースは、従来のスマートフォンやタブレットとは異なり油の付いた手でも容易に操作することができます。この方法により、調理作業するスペースも狭まりません。


AI(人工知能)で芝生の手入れが簡単に
ボッシュのロボット芝刈り機Indegoは、機械学習を使用して、モーターの動き、加速、モーター速度、方向などのデータを評価することで、芝生上の障害物を認識する機能が向上します。

AIのお蔭で、Indegoが芝刈り作業を代行することができ、芝生の手入れがさらに簡単で便利なものになります。毎回完璧に草刈りができるよう、どのIndegoもユーザーそれぞれの庭に適応することができます。

ボッシュ、CES国際家電ショーにて未来のモビリティやスマートホームを展示
さらに、ネットワーク接続に対応した新しいIndego S+ は、Amazon Alexaのボイスコントロールで操作することができます。この機能を装備した市場でも最初期のロボット芝刈り機の一つとして、ユーザーに新しい可能性を開きます。


室内空調の取り組み
大気環境を計測するセンサー「AIR」は、自宅の空調を快適に保つことに貢献します。このセンサーは、空気の汚れ、温度、湿度、さらには明るさ、騒音に関する情報を記録し、表示します。信号機の論理を採用した、わかりやすいインターフェースにより、スマートフォンがなくても、居心地センサーを操作することができます。

ボッシュ、CES国際家電ショーにて未来のモビリティやスマートホームを展示
さらにボッシュAIRアプリは、経時的な測定結果の詳細な情報を提供し、ユーザーがセンサーの設定をカスタマイズできるようにします。

AIRは、室内の空気の汚れを改善して健康的な室内の空調を実現する方法についての推奨される具体的なアクションを知らせることで、快適な環境の手助けをします。