ひょうご酒米処、東京オリンピックの国産食材調達に向けてASIAGAP認証取得

 酒米「山田錦」の産地・兵庫の北播磨で17ha超の圃場を運営する、ひょうご酒米処合同会社は、東京オリンピック・パラリンピックの食材調達基準であり、食の安全や環境保全に取り組む農場に与えられるGAP認証制度の一つであるASIAGAPを平成30年2月18日付で取得した。<品目=米(籾:玄米)認証取得番号A280000012>

ひょうご酒米処、東京オリンピックの国産食材調達に向けてASIAGAP認証取得

【山田錦農家として国内初(※)のASIAGAP認証取得】
倒伏しやすく高度な栽培技術を要する山田錦の生産を主とする農家としては、国内初の認証取得となります。今後は、付加価値の高い商品開発ととともに、酒米づくりのノウハウを生かしながら2020年の東京オリンピックも見据えて主食米の生産・販売を強化していく予定です。​

※認証発行元のJ-GAP協会HPをもとにした自社調べ。平成30年10月1日時点で米作農家としてASIAGAPを取得している27農場のうち、山田錦を75%以上栽培している農家は当社のみ。


【酒米農家がつくる新潟仕込みのオリジナル純米吟醸酒『初田』新発売】
この度のASIAGAP取得を機に、当圃場で生産した山田錦を100%使用したオリジナル純米吟醸酒の新商品『初田 -HATTA-』を自社公式サイト(https://hyogo-rice.co.jp/)等で今冬より発売いたします。

醸造は、全国新酒鑑評会で二年連続金賞を受賞するなど実績のある新潟の酒蔵・笹祝酒造。昨今飲酒志向が強まっている30〜40代女性をターゲットとし、モニターの声を反映した甘めでコクのある味わいが特長です

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ASIAGAP認証取得農場の日本酒 『初田 –HATTA-』
純米吟醸720ml 1,852円 税別・送料別


ASIAGAP認証取得の経緯
東京オリンピック・パラリンピックで食材を提供するためには、日本発の世界水準GAP認証制度「JGAP」もしくは「ASIAGAP」の取得が必要となっています。

しかし現状国内の農家や農業法人の取得は進んでおらず(10月18日現在967件)せっかくの国内開催にも関わらず選手村で提供する食材のほとんどが外国産となる懸念があり、農林水産省も認証取得の推進や日本発GAPの国際的知名度向上に向けた取り組みを急いでいます。

そのような状況の中、兵庫県で酒米や主食米の生産と6次産業化に取り組むひょうご酒米処も状況に危機感を持ち、生産体制レベルの再確認も兼ねて自社の水準を再確認することを目的にASIAGAPの申請を行い200近い項目の点検をクリアして認証取得に至りました。