テラスマイル、養液栽培の生産・販売企業と連携。データ農業経営支援のサービス開発へ

 テラスマイル株式会社は、ホットファーム株式会社と共同で、新たにデータを活用した経営力強化を支援する取り組みを行う。年内のサービスリリースを目指し、同時に、一緒に実証・普及に取り組む農業生産者についても募集する。


<取り組みの概要>
[サービス名(仮)] データ農業経営支援サービス

[内容] 農業経営における経営の見える化・出荷予測・計画最適化サービス

1.養液栽培トマト・水耕栽培レタスでの出荷予測モデルの構築
2.ホットファームが開発したkintoneシステムと、RightARMとのデータ連携
3.生産計画の最適化を目指したkintoneシステムの共同開発
4.出荷販売パターンのシミュレーションシステムについての調査検討
5.農業経営ソリューション(kintoneアプリ+RightARM)の販売

[価格] 別途
[対象地域] 静岡西部
[対象者] 施設園芸(主に果菜類・葉菜類)の農業経営者
[サービスシステム] kintoneを活用した実績管理システム、RightARM(経営見える化・出荷予測)


ホットファーム株式会社は、養液栽培トマト・水耕栽培レタスの生産と販売を行っている地域商社になります。浜松市西区志都呂に集出荷場を持ち、地域生産者からの野菜を集め、主に飲食店向けに販売しています。

テラスマイル、養液栽培の生産・販売企業と連携。データ農業経営支援のサービス開発へ
自社農場で生産するトマト“アップルスター”は、静岡県内の百貨店や大手スーパーマーケット、ネットショップ『浜名湖百貨店』でブランドトマトとして販売され、限定品である“アップルスタートマトジュース”は出荷即売り切れの人気商品です。

また社会福祉法人 和光会と連携した農福連携も積極的に行った事業を展開しています。最近では、地域の食材を活かした“焼き鳥とワイン 志ノ蔵”や“ホットファームグリル”など飲食事業や、ぐるなびデリバリーによるBtoB向けの弁当宅配も行っています。

サイボウズ社が提供するビジネスアプリ作成プラットフォームkintoneを今年から活用。出荷実績管理システムを自社開発し、運用を行っています。

昨年秋からRightARMの実証にも協力し、今春からは経営の見える化がスタートしました。この仕組みを静岡西部の農業経営を志す方々に向け、シェアいたします。


今後、静岡西部においても、農業の法人化が進む中で、農業経営者は一から管理システムを構築・投資することなく、ホットファームが活用している仕組みを導入することが可能です。

ホットファームが自社開発しているため、個別アプリケーションが必要な時は、ホットファームにてkintoneアプリを開発することも可能です。地域でシェアすることで初期コストを抑え、皆で使うことで品質・完成度を早期に高めることもできます。

テラスマイル、養液栽培の生産・販売企業と連携。データ農業経営支援のサービス開発へ
【データ農業経営支援サービスのメリット】
1.初期コストを抑えて、農業経営のプラットフォームを活用することが可能
2.データ共有により、ホットファームの集出荷場・物流網を活用した出荷が可能
3.データ共有により、ホットファームの取引先への予測型での商品提案が可能
4.データを活用した、経営やスマート農業についてのアドバイスを受けることが可能


テラスマイルのRightARM(ライトアーム)と、ホットファームのkintoneアプリを繋げることで、生産計画から出荷予測、実績管理までのPDCAを、DoとCheckを繰り返しながら、ワンストップで繋げる、農業経営ソリューションが構築されます。

テラスマイル、養液栽培の生産・販売企業と連携。データ農業経営支援のサービス開発へ