三菱商事株式会社は、農業ICT事業を展開するベジタリア株式会社が行う約5億円の第三者割当増資を引受け、資本業務提携契約を締結しました。
ベジタリアは、最新の植物科学とテクノロジーを駆使して日本の農業が直面する課題へのソリューションを提供する農業ICTベンチャーです。
圃場用IoTセンサ「フィールドサーバ」、水稲に特化した「パディウォッチ」、農作業情報と圃場情報を一括管理する営農支援システム「アグリノート」などの課題解決ツールを提供するほか、民間初の植物病院「ベジタリア植物病院(R) (※1)」を開院するなど、日本における農業ICT活用のパイオニアとして、農業分野のイノベーション創出をリードしています。
また、これらツールを通じて蓄積されるビッグデータを活用し、農業生産者と農業関連企業(※2)に対し様々なソリューションを提供する情報連携基盤(農業ICTプラットフォーム)の構築を目指しています。
三菱商事は、肥料・農薬・農機などの生産資材から農業生産物に至るまで、農業関連事業を多角的に展開しております。
これらの幅広い顧客基盤を活かし、ベジタリアのツールを普及することでビッグデータの蓄積をサポートするほか、農業関連企業とのデータの相互活用により新たなソリューションの開発を促進し、プラットフォーム構築を加速していきます。
※1 植物病院(R)は東京大学の登録商標です。
※2 農業資材メーカー、農機メーカー、農業生産物卸業者、食品メーカー等、食・農業分野に携わるプレイヤー
Editor's Picks
-
田んぼに浮かぶホテルがコンセプト、スイデンテラスがリニューアルオープン
-
緑演舎による造園家がプロデュースする個人住宅向け「GARDENNERS HOUSE」事業をスタート
-
ミラノ都市部で自然に囲まれたオフィス空間を実現。ハイテク企業や研究者のハブ施設へリニューアル
-
シンガポールの高層住宅タワーをリニューアル。屋上には住民参加型の菜園も整備
-
メルボルンに駐車場スペースを活用した屋上農園「スカイファーム」が来年に完成
-
台湾の青果市場、屋上に農場を導入した最新施設として2020年に完成予定
-
ロンドン、屋上に植物工場ファームを併設した地元フードコート施設を開設
-
UAEの陸上養殖ベンチャー『Fish Farm社』サーモンなどの魚を本格販売へ
-
カナダの大学が連携。クリーン・エネルギー技術を活用した『高層タワー型の植物工場』を計画
-
海面上昇の対策、海洋に浮かぶ街「フローティング・シティ」食料やエネルギーの自給自足を実現