食品宅配を展開するオイシックスドット大地株式会社は、JA全農インターナショナル株式会社の協力を得て、有機栽培されたお米を日本で初めて、中国へ輸出する。本年12月より、出荷開始予定です。
まずは16トン(精米時)の出荷を予定しており、反響により輸出量を拡大していきます。
食の安心安全へのニーズが強く、日本食の需要も高まっており世界一の人口を有する中国にて、市場拡大を目指します。
■ 中国での販売先や商品情報について
<販売先について>
北京を中心に有機農産物の宅配事業を展開している『正谷(北京)農業発展有限公司』が販売をします。価格は、㎏あたり100元(1700円)程度に設定する予定です。
<商品情報>
・北海道産の有機栽培の「ななつぼし」2Kg
…粒が大きく、つやも良く、粘りや甘みが優れている品種です。
※日本産米の中国向け輸出に当たっては、植物検疫条件により、中国側が認可した指定登録施設で精米・くん蒸等がなされたお米のみ輸出できることとなっているため、有機米としての流通にはなりません。
■ 参考1)当社とJAグループの取組みについて
当社では仕入れ先拡大および商品開発の拡充のため、当社の安全基準(Oisix基準)を満たし、かつ安定的な商品の供給が可能な地域農協など、農協関連団体との取引拡大を図っており、昨年対比(1月~7月実績)で取引額が2倍以上になるなど、協業を強化しております。
■ 参考2)当社の中国展開について
当社は、香港に続く海外事業として、本年9月に中国法人「上海愛宜食食品貿易有限公司」を設立、年内に上海にて食品宅配サービスをスタート予定です。
なお、2012年11月、大地を守る会(当時)と中国農村部の貧困問題に取り組むNGO「北京富平(フーピン)学校」が合併会社「北京富平創源農業科技発展有限責任公司」を設立。
2013年5月より、天津近郊の自社農場で栽培した有機・減農薬野菜を、北京市中心部の消費者へ配送するサービスを行っています。
Editor's Picks
-
田んぼに浮かぶホテルがコンセプト、スイデンテラスがリニューアルオープン
-
緑演舎による造園家がプロデュースする個人住宅向け「GARDENNERS HOUSE」事業をスタート
-
ミラノ都市部で自然に囲まれたオフィス空間を実現。ハイテク企業や研究者のハブ施設へリニューアル
-
シンガポールの高層住宅タワーをリニューアル。屋上には住民参加型の菜園も整備
-
メルボルンに駐車場スペースを活用した屋上農園「スカイファーム」が来年に完成
-
台湾の青果市場、屋上に農場を導入した最新施設として2020年に完成予定
-
ロンドン、屋上に植物工場ファームを併設した地元フードコート施設を開設
-
UAEの陸上養殖ベンチャー『Fish Farm社』サーモンなどの魚を本格販売へ
-
カナダの大学が連携。クリーン・エネルギー技術を活用した『高層タワー型の植物工場』を計画
-
海面上昇の対策、海洋に浮かぶ街「フローティング・シティ」食料やエネルギーの自給自足を実現