ケニアの農業サプライチェーン支援「アルファジリ」がボーダレス・グループに加入

「ソーシャルビジネスで世界を変える」株式会社ボーダレス・ジャパンは、ケニアの貧困・食糧問題解決に取り組む農業サプライチェーンマネジメント会社「Alphajiri Ltd.」(アルファジリ社 ケニア・ミゴリ郡)をグループ企業とし、同社の株式を100%取得することで契約を締結した。

■アルファジリとは
ケニアの農業サプライチェーン支援「アルファジリ」がボーダレス・グループに加入「すべての⼈が、自分の意志で、自分の人生を選び取れる社会をつくる」というビジョンのもと、青年海外協力隊でケニアの大豆普及に取り組んでいた薬師川智子(29)が2016年2月に起業した「農業サプライチェーンマネジメント」会社。

深刻な貧困と食糧問題を抱えるケニアで、農産物のサプライチェーンを上流から下流まで整備・改善することで、農家の生活向上と高品質な農作物の安定供給をはかることを主な事業とする。

現在は、貧困に苦しむケニア・ミゴリ郡の小規模大豆農家に対し、種子や肥料の貸与・農業指導などの生産量と品質を向上させるシステムを提供することで、収入向上をサポート。
収穫された高品質な大豆を安定価格で買い取り、現地の加工メーカーに販売している。

初年度となる2016年度は契約農家410名から100tの大豆を買い取り、今後は大豆以外の農作物の取り扱いをはじめるとともに「2020年に年間契約農家1万人」を目標に掲げる。さらにはマイクロファイナンスの導入・東アフリカ各国への進出も構想している。


■貧困解決のしくみを世界中に広げたい
アルファジリは、同社が掲げる「2020年までに契約農家1万人」という目標を実現し、培ったノウハウを世界中で点在する同様の問題解決に広げたい、という思いからこれまでバングラデシュやミャンマーの貧困問題にビジネスで取り組み、売上33億円の成果をあげてきたボーダレス・ジャパンに協力を打診。

アルファジリのビジョンと熱意に賛同したボーダレス・ジャパンが、同社の事業拡大に必要な資金・人材・ノウハウの提供を決断。

アルファジリは、自社で蓄積した事業ノウハウをボーダレスグループ内で共有することで、アフリカだけでなく、世界各国で貧困に苦しむ人々の問題解決を加速する可能性を見出したことから、今回のグループ加入が実現した。

これまで自社内で起業家育成・事業開発を手掛けてきたボーダレス・ジャパンにとって、アルファジリはソーシャルビジネスに取り組む企業をグループに迎え入れた初めてのケースとなる。


■アルファジリ 会社概要
会社名:Alphajiri Ltd.
所在地:P.O.Box 358-40400, Migori, Kenya
設立:2016年2月
代表取締役CEO:薬師川 智子 
取締役CFO:西田 瑞樹
 2016年度実績:契約農家410名/大豆買取量100トン
 従業員数:9名(日本人2名、ケニア⼈7名)
 事業内容:契約栽培による大豆の生産から、加工メーカーへの卸売までを包括的にマネジメントする
 農業サプライチェーンマネジメント事業
 URL https://www.borderless-japan.com/social-business/alphajiri/


■株式会社 ボーダレス・ジャパンとは
ボーダレス・ジャパンは、「ソーシャルビジネスで世界を変える」ことをめざし、社会起業家のプロフェッショナルが集うプラットフォームカンパニーとして2007年3月に田口一成が創業。

これまでに、「差別偏見」「貧困」「環境問題」などの社会問題を解決する9事業12部門を国内外で展開し、2016年度売上は33億円。 

2017年3月に発表した新体制では、ボーダレス・ジャパンは純粋持ち株会社制へ移行し、グループ各社のバックアップ機能(戦略/マーケティング/クリエイティブ/PR/人事/労務/経理/法務/ファイナンス等のサポート)を担当。

国内外6か国での事業をバックアップするほか、構築したビジネスモデル・アイデアを世界中に点在する同様の問題解決に広げることで、解決のスケール・スピードの最大化をめざす。2017年度は新たに10のソーシャルビジネスが誕生する予定。
https://www.borderless-japan.com/

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編集部
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