一般社団法人GIAHSライフ阿蘇は、阿蘇の農業・観光業の創造的復興の足掛かりとして、2017年春に阿蘇エリアでレストランバスツアーを開催します。
実施にあたっては東北・熊本にて食分野での産業復興支援を行う一般社団法人東の食の会と、全国各地で“そこにしかない日本を食べよう!”をコンセプトにレストランバスを使った地方の魅力創出を行うWILLER株式会社が企画支援を行います。
平成28年熊本地震は多くの人命、家屋を奪うにとどまらず、熊本の観光業への風評被害という大きな爪痕を遺しました。これまでにも「九州ふっこう割」などが実施され、一部の観光客は戻ってきていますが、飲食店やペンションなど小規模な事業者は今なお苦しい状況におかれています。
そこで今回、阿蘇の2大産業と言われる「農業」と「観光」が連携して、阿蘇を震災前以上により良い状況へと発展を目指す「創造的復興」の実現のための旗印として「レストランバス」の運行実施を決定しました。
世界農業遺産へも認定された優れた草原維持システム・生物多様性を持つ阿蘇の大自然の中で、生産者と出会い、食事をする、今までにない贅沢な時間を提供します。
■運行概要
・運行日程 : 4月8日(土)運行開始(~6月迄)
・運行時間 : Lunch:12:00~15:00 Dinner:16:00~19:00
・販売価格 : ¥10,000/人(税抜) (食事、1ドリンク付)
・定 員 : 25名/便(事前予約申込制)
・メニュー : 阿蘇赤牛のハンバーグ、湧水ヤマメの塩焼きフリット、地酒、他
・訪問先 : 水源、農園、牧野、田植えなど(※時期に寄る)
・コース : 阿蘇南・田園満喫コース、阿蘇北・草原満喫コース、他 (※時期に寄る)
・企 画 : 一般社団法人GIAHSライフ阿蘇
・販売開始 : 3月17日(金)13:00より(ツアーは順次公開予定)
・予約方法 : WEB( http://travel.willer.co.jp/restaurantbus/ )/電話(0570-200-770)
■レストランバス
WILLER株式会社が、「移動」と「食」の融合により地方の魅力を広く発信することを目指して開発した、日本初オープントップの2階建てレストランバス。1階がキッチン、2階が食堂席となっており、産地や蔵を巡りながら生産者たちと交流しつつ、そこで採れた食材を味わう、新たなフードツーリズムを可能にする。2016年4月より新潟、東京、沖縄で順次運行を実施し好評を博している。
Editor's Picks
-
田んぼに浮かぶホテルがコンセプト、スイデンテラスがリニューアルオープン
-
緑演舎による造園家がプロデュースする個人住宅向け「GARDENNERS HOUSE」事業をスタート
-
ミラノ都市部で自然に囲まれたオフィス空間を実現。ハイテク企業や研究者のハブ施設へリニューアル
-
シンガポールの高層住宅タワーをリニューアル。屋上には住民参加型の菜園も整備
-
メルボルンに駐車場スペースを活用した屋上農園「スカイファーム」が来年に完成
-
台湾の青果市場、屋上に農場を導入した最新施設として2020年に完成予定
-
ロンドン、屋上に植物工場ファームを併設した地元フードコート施設を開設
-
UAEの陸上養殖ベンチャー『Fish Farm社』サーモンなどの魚を本格販売へ
-
カナダの大学が連携。クリーン・エネルギー技術を活用した『高層タワー型の植物工場』を計画
-
海面上昇の対策、海洋に浮かぶ街「フローティング・シティ」食料やエネルギーの自給自足を実現