JNC株式会社は、独自の農業システム技術(JNC(株)Soilless栽培システム)の事業化を促進するため、大分県玖珠町に設立した太陽光型の植物工場「株式会社みらいの畑から」の玖珠事業所が完成し6月24日に竣工した。
JNCグループは、高度情報化社会に欠かせない液晶材料や有機EL材料の研究開発および製造販売を基幹事業とする一方、研究開発テーマとして「環境」、「食糧」も重要な課題と位置付けている。
同社のSoilless栽培システムは土を使用せず、従来の土耕栽培や水耕栽培に比べて少量の肥料と水で作物の栽培を可能にした。このシステムで栽培したトマトは、高糖度で、かつ、旨みがあり、栄養価が高いことが特徴である。これまで栽培システムの開発と並行して取り組んできたテスト販売においては、顧客から高い評価が得られている。
今般、農業システム技術の事業化の拠点として、大分県玖珠町に建設を進めていた栽培施設を完成させ、本格的に「高糖度トマト」の栽培を開始した。これまで平地で開発を進めてきた冬春栽培に加え高冷地での夏秋栽培を実証し農業システム技術の事業化を目指す。
<玖珠事業所の概要>
会社名:株式会社みらいの畑から
所在地:大分県玖珠郡玖珠町大字山浦字大原野2488-17
栽培面積:1ヘクタール
事業内容:トマトの生産販売
栽培開始:2016年6月
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