働く人と企業の健康を促すオフィス向け野菜提供サービス「OFFICE DE YASAI」を展開する株式会社KOMPEITOが、朝日新聞の営業・販売・配達を担う朝日新聞サービスアンカー(ASA)都内6社と業務提携することを発表した。朝日新聞の既存配達網を活用してOFFICE DE YASAIの配送基盤の強化を図り、今後のエリア展開を加速していく。
<業務提携対象のASA6社>
ASA恵比寿、ASA赤坂青山、ASA田町浜松町、ASA大久保、ASA四谷、ASA銀座築地
OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)とは?
OFFICE DE YASAIは、オフィスで食べられる野菜や果物を中心に、新鮮でおいしいヘルシーフードを企業に毎週お届けし、オフィスワーカーの健康を支援するサービスのこと。生鮮野菜・フルーツからスタートし、野菜・果物ベースの飲料やスイーツ、惣菜等の充実したラインナップを提供している。サービス開始は2014年4月。
業務提携の目的・狙い
日本全国を網羅するASAの既存販売拠点を起点にした配送網の活用は、KOMPEITOにとって、1)コスト効率や顧客サービスの質を担保しながら、サービスエリア展開をスピーディに進められる、2)自社配送では難しかった東京都心部外からの引き合いにも対応でき、機会損失が減る、3)配送に費やしていたリソースを顧客獲得や商品・サービス強化に投下し事業成長をスピードアップできる等、の大きな効果が期待できる。
一方、ASAにとっては、1)これまで行ってきた新聞販売事業を「地域密着」というテーマのもとに更に発展させられる、2)店舗・人材・ノウハウ等、既存の経営資源を有効活用できる、3)新聞購読者以外の顧客の増加が期待できる、等のメリットがある。
業務提携の内容
これまでKOMPEITOが自社で行っていた顧客企業への配送体制の構築および配送オペレーションをASA各社に委託する。ASAでは、新聞の朝刊配達と夕刊配達の間の時間を活用し、OFFICE DE YASAIの商品配達・回収を行う。テスト運用期間を経て、3月から上記ASA6社を皮切りに実運用をスタートした。以後、OFFICE DE YASAIのサービス提供エリア拡大に伴い、配送委託エリアも拡大していく予定
OFFICE DE YASAIの今後の展開
配送基盤の強化と同時に、顧客獲得のスキーム強化にも着手し、積極的且つスピーディに新規顧客開拓を進めていく予定だ。東京23区からスタートし、神奈川県、埼玉県、千葉県の一都三県、そして、大阪、名古屋等の地方大都市へと展開していく。2016年中に600社の顧客獲得を目指している。
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