サタケは、稲作農家・農業生産法人向けとして、穀物乾燥機遠隔監視サービスを6月1日より開始する。また、同サービスを利用するための「サタケフレンドリークラブ」会員登録受付を開始した。
稲作農業における栽培・調製作業、中でも収穫後の乾燥調製作業については、近年、大規模農家や農業生産法人など担い手への集約化が進んでおり、担い手には綿密な作業計画に基づいた、より一層効率的な作業が求められています。
しかし、乾燥調製作業においては、何らかの原因で機械が停止した場合、計画通り作業を行うことができず、翌日以降のスケジュールに支障を来す恐れがあります。特に夜間におよぶことの多い乾燥作業では、生活の場と作業場所が離れているケースも多く、トラブルが発生しても発見が遅れてしまうという問題がありました。
このような問題を解決するため、サタケは稲作農家や農業生産法人向けに新たなシステムを開発、このシステムを活用した穀物乾燥機遠隔監視サービスを、6月1日より開始します。
同サービスは、穀物乾燥機「ソラーナネックスSMART(スマート)」シリーズのユーザーが運転状況などを、インターネットを介してスマートフォンやタブレット、PCなどの情報端末から遠隔監視できるようにするもの。
乾燥運転中の穀物水分、熱風温度、残時間などが常時閲覧できるほか、乾燥終了時とトラブル発生時にはメールで通知を受け取ることが可能です。トラブル発生時には、その内容と対処方法を確認することもできます。また、乾燥終了した作業はすべて履歴として記録され、作業改善等に活用できます。
同サービスを利用するための会員登録受付を、3月1日より「サタケフレンドリークラブ」ホームページ(http://friendly.satake-inet.com)にて開始しました。利用料金は年会費が初年度30,000円(2年目以降20,000円)と、通信費9,600円(※2)からです。
なお、「サタケフレンドリークラブ」会員特典として、食味や外観品質などの分析サービスを優待価格にて受けられるほか、乾燥調製作業の注意点など各種情報をメールマガジンにて受信できます。
※2…利用期間が2か月の場合。3か月12,800円、4か月16,000円、5か月18,000円、6か月20,000円。
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