ファブレスでLED照明を手掛ける、有限会社クールは、室内で簡単にイチゴ栽培ができる植物工場・LED光源セット販売を、2016年1月21日より開始する。家庭用の人工光型植物工場では、インテリアとしてのデザイン性を優先した商品、水耕栽培に電照機能を付加した簡易栽培商品は販売されているが、同社の商品は光を軸とした商品開発を行い、イチゴが栽培できる環境をつくりあげた。
【製品・サービスの概要】
・対象は現在電照機能付きの装置で植物を栽培され、より高度な栽培を望まれている方。
・小学生、農業系の高校、大学などでの植物栽培用教材。
・ペットが飼えず、室内でペットに代わるものを欲している方。
・子や孫に喜んでもらいたいことを探している年配者。
・健康や環境から庭弄りを希望しても環境が整わない方。
・安全・安心できる野菜を自分で育てたいと考えられている方。
上記のような需要に対し、電球1球(定価3,000円)から光源の販売となります。テスト栽培環境(下段写真)の750cm幅のラックであれば、1棚に5球組み込むことでイチゴ栽培が可能です。
この場合の価格は、電球を取り付けるソケット(800円ほど)が電球の数だけ必要となり、総額で20,000円ほどの販売価格となり、別途栽培する場所となるラックが必要となります。(複数段での栽培であれば、2万円×段数)
<3つの特長>
1:白い光でまぶしくない
光合成は赤い光と青い光と教わりましたが、実はほかの色の光でも、多少光合成の効率は落ちますが光合成はできることが証明されています。
このLED電球には複数のLEDチップが組み込まれており、白色のチップのベースは青色LEDチップに蛍光体を塗布することで擬似白色光を発光していますので、組み込まれているいくつかのLEDチップを植物栽培用LEDチップとも呼ばれている660nm波長の赤色光を出すチップに取り替えてあるのです。
波長が長くなったり短くなったりすると人の目には見えにくくなるため、この効果を利用し赤色を組み込みながら人の目にはそれほど赤色の光が含まれていないように感じてしまうのです。結果として人にも植物にも優しい栽培球が出来上がりました。
2:電球を増減することでどんな植物でも栽培可能
電球の形で提供されるため、必要に応じて電球を追加することで栽培する植物に必要な光量が確保できます。
3:電照菊栽培に最適なLED電球
過去に販売されていたLED電球では「赤い光」が付いて周り、作業環境はお世辞にも良いものではありませんでした。この電球は一昨年より愛知県の農業普及課において生産者の下、現在もいろいろなテストが繰り返されていますが、白色の光の下、全く問題なく使用できるLED電球と評価されています。
「家庭内植物工場」 https://www.facebook.com/Myledfarm/