西日本鉄道とJA全農は3月に株式会社NJアグリサポートを設立し、農産物の生産・加工・販売と、モデル農場を通じた新規就農者の育成事業などを実施する。モデル農場では、イチゴ「博多あまおう」を生産しながら新規就農者を育成する。JA全農が農業分野で企業と組むのは初めてという。
新会社の資本金は1億円で、西鉄が51%出資する。西鉄の商品企画力や販売ネットワーク、JAの営農指導のノウハウを組み合わせ、高収益の農業モデルの確立を目指す。
計画では6月に温室栽培による農場(6,200平方メートル)を8,800万円かけて整備する。生産した商品は西鉄グループのスーパーやレストランなどに販売する。当初はイチゴの生産を想定しているが、将来的にはアスパラ、小松菜、水菜などの野菜品目も増やしながら、海外市場への輸出も視野に入れる。
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