長野県飯田市川路の産業用地「天龍峡(てんりゅうきょう)エコファクトリーパーク」の1区画に茶の製造や販売、飲食業などを手掛ける農業生産法人「丸中中根園」の進出が決定した。来年4月には農家レストランのオープンさせ、農産物の直売施設やカフェ、加工工場の開設も計画している。
立地場所は約7800平方メートルの区画のうち、農家レストランは約4300平方メートルで、客席は室内144席、テラス44席を予定。サラダバーなど野菜をメーンに洋食系の提供を見込む。
同社は5月に農林水産省から6次産業認定事業者に認定された。国の補助金も受け、まずは本年度にレストランを約2億円で建設。飯田下伊那の農家約50軒で立ち上げた中根園生産組合による野菜や果樹、米など多様な農産物を食材で活用する。その後、農産物のマルシェ(販売施設)やカフェのほか、ドレッシングやレトルト食品などの加工施設を16年4月に立ち上げる方針で、総事業費は5億円弱という。
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