富士通グループ「会津若松Akisaiやさい工場」をオープンイノベーション拠点として強化

 富士通は、食・農クラウド「Akisai(アキサイ・秋彩)」を活用した完全閉鎖型植物工場「会津若松Akisaiやさい工場」を、産官学の人材、技術が交流し、農商工医ならびに教育分野との連携により新たな価値を創造するオープンイノベーション拠点として強化していくと発表した。

富士通グループ「会津若松Akisaiやさい工場」をオープンイノベーション拠点として強化

<主な取り組み>
1.産学連携による機能性野菜の開発と市場の創造

■秋田県立大学様との共同研究
富士通グループは、現在、生産・販売している低カリウムリーフレタスに加え、秋田県立大学様と新たな低カリウム野菜を開発するための共同研究を8月1日より開始しました。同大学出身の研究者を「会津若松Akisaiやさい工場」へ招聘するなどの連携により、栽培方法を研究し実用化します。

■福島県立医科大学様との共同研究
2013年度、富士通グループと福島県立医科大学様は、透析患者における低カリウムリーフレタスの有用性について臨床試験を共同で実施しました。その結果をもとに、両者は、腎臓病医学の見地から各種学会で発表を行ったり、全国各地の腎友会の場において説明を行ったりなど、低カリウム野菜の市場の創造に取り組みます。