株式会社NTTファシリティーズは、医療法人蛍慈会・石木医院において青森県で初の医療・介護系事業所への導入となる「植物工場」を建設した。
石木医院は、運営する高齢者施設にある外部利用も可能なレストランでの食材提供を主な目的とし、小松菜、グリーンリーフなどの栽培を行う。設置面積は約14m2となっており、20ftコンテナ型と同面積である。
また、病院施設に導入している温泉熱、地下水熱を利用した冷暖房設備を植物工場にも導入し、自然エネルギーを利用した環境配慮型植物工場とする。
「植物工場」の概要
事業者:医療法人蛍慈会 理事長 石木基夫
設置場所:青森県青森市浅虫蛍谷65-37
設置面積:約14m2(定植数:672株)
運用開始日:平成26年4月
栽培品目:グリーンリーフ、小松菜、サンチュ、水菜など
「植物工場」の特徴
・スペースの規模に合わせた栽培ルームの構築
医院の隣接の空き店舗に植物栽培ユニットを2ユニット設置しています。
・省エネに配慮した栽培設備
長寿命・省電力な照明器具(冷陰極管蛍光灯:CCFL)を採用しています。
熱負荷の小さい照明器具を使用し、空調コストを低減しています。
・モニタリングによる栽培環境の把握
モニタリングで「栽培環境を見える化」しています。
・自然エネルギーを利用した環境配慮型植物工場
温泉熱、地下水熱を利用した冷暖房設備を導入しています。
Editor's Picks
-
田んぼに浮かぶホテルがコンセプト、スイデンテラスがリニューアルオープン
-
緑演舎による造園家がプロデュースする個人住宅向け「GARDENNERS HOUSE」事業をスタート
-
ミラノ都市部で自然に囲まれたオフィス空間を実現。ハイテク企業や研究者のハブ施設へリニューアル
-
シンガポールの高層住宅タワーをリニューアル。屋上には住民参加型の菜園も整備
-
メルボルンに駐車場スペースを活用した屋上農園「スカイファーム」が来年に完成
-
台湾の青果市場、屋上に農場を導入した最新施設として2020年に完成予定
-
ロンドン、屋上に植物工場ファームを併設した地元フードコート施設を開設
-
UAEの陸上養殖ベンチャー『Fish Farm社』サーモンなどの魚を本格販売へ
-
カナダの大学が連携。クリーン・エネルギー技術を活用した『高層タワー型の植物工場』を計画
-
海面上昇の対策、海洋に浮かぶ街「フローティング・シティ」食料やエネルギーの自給自足を実現