キャベツやナガイモなど青森県産の野菜から「おやさいクレヨン」を開発

 デザイン会社の「デザインワークスSTmind」では、キャベツやナガイモなどの野菜を顔料に使った文具「おやさいクレヨンvegetabo(ベジタボー)」を製品化・発売をスタートした。昨年の秋から、七戸町の農事組合法人「あづま」と名古屋市の文具会社と共同で開発を進めてきた、という。

キャベツやナガイモなど青森県産の野菜から「おやさいクレヨン」を開発

 クレヨンの緑色には「きゃべつ」、白色には「ながいも」、茶色には「くり」などを利用し、全10色で、野菜の名称をそのまま色の名前にした。「きゃべつ」と「くり」には生産加工時に出た皮などの残りかすを用い、環境にも配慮した。

顔料に粉末化した野菜を使い、米ぬかから取れる米油と混ぜて製品とするので、口に入れても害がないのが特長である。人工顔料と、ろうで作る一般的なクレヨンに比べ、より安全で赤ちゃんや子どもも安心して使える。
また、青森県産の野菜を活用したクレヨン作りにより、リンゴ以外の農作物もPRする狙いがある、という。

商品は1箱2000円(税別)。先月下旬から全国の小売店などで発売されている。5月頃には一部をリニューアルして別の野菜粉末を使った製品の販売も予定している、という。