ユニテック、植物工場用のユニット式クリーンルームを開発

 空調、衛生設備工事などを手掛ける有限会社ユニテックは、設備工事が不要で、エアシャワーや機械室など着脱が可能なユニット式のクリーンルームを活用した植物工場システムの開発・販売を行う。

クリーンルームは、ホコリや細菌類を極端に抑えた空気清浄された部屋で、食品製造や半導体製造工場で導入されているが、同社では、植物工場にも応用する。

特徴は、数個のボックスユニットで構成しており、断熱パネル材・防塵処理材等を使用することで、掃除を行いやすい衛生的な内装を施し、必要に応じて機械室やエアシャワー、更衣室、実験室などを組み合わせることが可能である。

 大部分を再利用可能な資材で製作し、循環型設備として繰り返し設置することが可能。ユニット式により、撤去も簡単であり、短期間の使用、リース・レンタル方式や中古クリーンルームの販売なども実施できる。

 ユニットは、1立方フィート中に0.5umのチリが1,000個以下の「クラス1,000」の規格を遵守。機械室や更衣室などを含む70m2の場合、従来は3,200万円程度かかるが、同社のユニット式を導入した場合、半額程度で施工でき、1,200~1,700万円程度で済むという。