秀和建設、新潟県の補助を活用しながらキャビネット式の植物工場を開発

 秀和建設は、店舗併設型など小規模なLED植物工場システムを開発した。同社は公共工事や民間向けの建設工事を手がけけているが、既存事業が先細るなか、自社で販促することができる植物工場に力を入れていく計画。

※更新情報 2012年末には居酒屋店、2015年にはイタリアンレストランに同社の植物工場を導入している。写真は同社のウェブサイトより引用
秀和建設、新潟県の補助を活用しながらキャビネット式の植物工場を開発
同社は5年ほど前からLED照明を販売しており、植物工場は2012年度に新潟県から受託した「未利用エネルギー活用植物工場実証事業」のノウハウを生かして開発した。

 新潟県では小型を中心とした植物工場関連市場への県内企業の参入や中・大規模植物工場と組み合わせた食料供給システムの構築を促進する目的で、補助金の公募が行われている。

同社が販売するプラントは、キャビネット型植物工場「Mein Garten (マインガルテン)」として、基本システムでは栽培棚が3段、直管型LED照明12本、循環ポンプ2台を使うタイプで、価格は150万~200万円を想定。

設置場所によって、サイズや設備を変えることも可能であり、初年度としては10台を販売を目標としている。