豊田通商、ベトナム冷凍野菜の製造事業に参入。DJFの株式30%取得

 豊田通商は3月13日、ベトナムで冷凍野菜の製造事業に参入すると発表した。冷凍食品大手の京果食品から現地子会社ダラット・ジャパン・フード(DJF)の株式30%を取得した。日本に輸入するほか、ベトナムや他のアジア諸国、オーストラリアなどにも販路を広げる。

DJF社は、ベトナム中部高原地帯で栽培された野菜を原料にした、日本市場向けの冷凍野菜製造において、長年の実績を持っております。

豊田通商は、ベトナムの冷凍野菜のトレーディングに加え、製造事業に参入することにより、日本市場向けの冷凍野菜原料の安定調達先を確保いたします。

また、食の安心・安全がますます重要度を高めている環境の中、豊田通商は、外部専門機関と業務提携し共同策定した、独自の食料安全管理システムをDJF社に導入し、更なる安心・安全の確保を追求いたします。

将来的には、日本市場向けのみならず、堅調な成長が見込まれているベトナム国内を含めた東南アジア市場などへ、DJF社が製造する高品質な冷凍野菜原料を拡販していくことを目指します。