東洋バルヴでは、長野県茅野市にある同工場の敷地内に太陽光発電システムを設置した。本システムを活用して、今後はイチゴやトマトの水耕栽培用ハウスにて電力供給を行う。
太陽光パネルは、実験用ビニールハウスに隣接する西向きの斜面に設置。設置面積は245m2で、最大発電能力は40kw。余剰電力は電力会社への売電も検討している。
同社では、施設栽培・植物工場に導入している養液栽培の水処理装置「ピュアキレイザー」を2008年に商品化・販売を開始している。
本商品は、養液中の有害な有機物や菌を除去して循環利用し、肥料や水を節約できる。イチゴによる養液栽培では、養液中の酸素量が増えて生育が早まり、年間の収穫量が3割程度、増加した、という実証結果もある。
養液栽培を導入した従来型ハウスでは、養液使用後、全体の3割程度を、川などに排出している、といわれており、環境負荷の軽減やコスト削減といったメリットがある、という。
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