工業用ガス大手エア・ウォーターの食品子会社、春雪さぶーる(札幌市)はバジルソースなどを製造する新工場を早来工場(安平町)内に新設した。総工費は4億8千万円。バジルやパセリなど10種類以上のハーブソースを製造する。初年度は750トンを生産し、2014年には2千トンまで増やす計画。
新工場は早来工場内の生ハムやソーセージなどの工場の隣に設置。鉄骨一部2階建てで、敷地面積は延べ約2200平方メートル。さぶーるは08年にハーブソースの販売を開始したが、これまで生産は協力工場に任せていた。認知度が高まりハーブソースの需要が伸びているため、自社生産に踏み切った。
一方、エア・ウォーターの農業子会社エアウォーター農園(札幌市、太田房江社長)は7月オープンの千歳農場(千歳市)、4月の安曇野菜園(長野県安曇野市)に続く、第3の生産拠点の獲得やトマト、レタス以外の野菜の生産を検討している。詳細は以前の記事にも掲載しているが、11年度の売り上げは、千歳農場と安曇野菜園で7億1000万円、12年度は3億7千万円増の計10億8千万円を見込んでいる、という。<日経速報ニュースより>
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