十勝グランナッツプロジェクトは、十勝において落花生を軸とした地域振興事業をより加速化させるため、プロジェクトメンバーを中心に、十勝グランナッツ合同会社(LLC)の設立とLLCへの事業支援を行う。
LLCは、地域振興事業を広く大きく展開推進するための「課題解決型事業推進会社」として、栽培から加工、流通まで一貫したバリューチェーンを推進するための多くの課題解決と仕組み作りを積極的に行い、2025年には株式会社化を目指します。
また、十勝広域での落花生栽培の品質の確保と拡大を図るため、プロジェクトメンバーの十勝めむろ落花生生産者グループは発展的に解消し、十勝グランナッツ生産者有限責任事業組合(LLP)を組織しました。
更に、株式会社ハレックス、株式会社NTTデータCCSは、LLC設立趣旨に賛同し、ICTを活用したスマート農業共同研究等を通して事業の支援を行います。
十勝グランナッツプロジェクトメンバー:
株式会社NTTデータ経営研究所、株式会社NTTデータ北海道、ニュウテックスラボ、十勝むむろ落花生生産グループ、エア・ウォーター十勝食品、帯広畜産大学、ソントンホールディングス株式会社、生活協同組合コープさっぽろ、帯広信用金庫、JA木野、北海道士幌高校、帯広ケア・センター、株式会社ハレックス、株式会社NTTデータCCS
LLC: Limited Liability Company
LLP: Limited Liability Partnership
【背景】
5年前より帯広畜産大学、株式会社NTTデータ経営研究所及び帯広信用金庫で開始した十勝地方における落花生の栽培研究は、2017年8月より”十勝グランナッツプロジェクト”として、
生産(栽培)技術の確立を主体に加工事業者、流通事業者などの技術を加え、落花生を軸とした高付加価値農業の実践と地域内バリューチェーンの創出のため課題解決を図り推進して参りました。
昨年度は、千葉県で開催された全国落花生協会主催の落花生需給懇談会にて本取り組みを発表し、併せて日本ピーナッツ協会主催の十勝グランナッツプロジェクト十勝圃場視察の実現(全国より約30名の落花生加工会社経営トップが参加)
東京の十勝食材を活用したレストランでの茹で落花生の利用など十勝グランナッツの知名度を上げる取り組みを開始するのと共に、北海道内の店舗にて生落花生の販売を開始するまでに至っております。
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