デザイン設計事務所のビャルケ・インゲルス・グループ(Bjarke Ingels Group)では、地球温暖化による海面上昇の対策として、海洋に浮かぶ街「フローティング・シティ」を提案している。
浮かぶ街では、食料やエネルギーの自給自足・地産地消が必要となり、生産効率を高めるために、多段式やタワー型の植物工場システムもアイデアの中に含まれている。また、サステナブルな農法を実現するため、水耕栽培と魚を同時に生産するアクアポニクスの技術も期待されている。
海面に浮かぶ街も近い将来には実現可能か?!
同設計事務所では、今回の「フローティング・シティ」を「オーシャンニクス Ocenix」というコンセプト名で発表しているが、こうした浮かぶ島は、昔(1960年代)からアイデアとしては提案されている。
そして、近年の技術進歩により、もう少しで現実化する可能性もある。現時点では、街のような巨大サイズは難しいだろうが、小規模な実証レベルでは、既に、水の上に浮かぶハイテク都市型農業がオランダにて稼働している。
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