植物工場の照明開発を行うツジコー、ラオス伝統の薬草を健康食品原料へ

 滋賀県甲賀市のツジコー株式会社は1月13日、国際協力機構(JICA)と「固有植物の高付加価値化に向けた加工技術に関する普及・実証事業」の委託契約を締結した。

ツジコー(株)は、一般LED照明器具の生産によって培った照明技術を応用し、独自技術に基づいた植物育成用照明「3波長型ワイドバンドLED」を開発し、子会社である日本アドバンストアグリ(株)を通じて販売しております。

また、ツジコー(株)では、アイスプラント「ツブリナ」をストレス負荷栽培し、「ピニトール」などの成分を濃縮させた健康食品の原料を生産しています。当粉末を利用した健康食品「グラシトール」は、日本アドバンストアグリ(株)を通じて、販売展開しております。
植物工場の照明開発を行うツジコー、ラオス伝統の薬草を健康食品原料へ
 本委託事業は、メコン川流域における肥沃な土壌と有機栽培が可能なラオスにて実施致します。生物多様性に恵まれたラオスでは、薬効成分を持つ固有植物を利用した「アーユルヴェーダ」における伝統医療が盛んです。
しかし、ラオス固有の植物が健康食品の原料になるという認識が浸透しておらず、食品加工技術・品質管理技術レベルも十分ではないため、海外市場への展開に至っておりません。

ツジコー株式会社は、同社の低温乾燥・粉末化・非加熱殺菌技術により現地の固有植物を健康食品原料に活用することを目指し、今回の普及・実証事業を行います。

本事業では、ラオスの保健省、国営健康食品生産会社、日本の大学等と協力し、同社のノウハウによる薬効植物加工や品質管理に関する研修、バリューチェーンの検討、固有植物の試験的な有機栽培等を行って参ります。

● ツジコー株式会社 URL:http://www.tsujiko.com/
● 日本アドバンストアグリ株式会社(関連会社) URL:http://www.adv-agri.co.jp/