丸紅、ミャンマーで肥料加工と輸入肥料の小分け販売を開始

 丸紅株式会社はミャンマーにおいて肥料加工および輸入肥料の小分け販売を開始する。同社は、現地企業と合弁でティラワ工業団地内に肥料加工・小分け工場を建設し、2017年4月に操業開始を予定している。

初年度はヤンゴン近隣地区を中心に年間3万トン、2020年度までにミャンマー全土に展開し、年間15万トンの販売数量を目指す計画。同国の農業市場の成長に合わせ、順次現地生産品目を増やしていく、という。

 丸紅の肥料・農業資材関連ビジネスは、日本国内での実績に加え、北米第二位の農業資材リテーラーである米国・Helena Chemical社、及び全世界で年間約700万トンの肥料を取扱う米国・Gavilon社を傘下に有するなど、日本・北米・欧州を中心にグローバルに展開している。

 また、ミャンマーにおいても、農家の所得向上が最重要政策課題とされている中、丸紅は過去からの肥料販売や実証試験などの普及活動を通じて、米・コーンなどの主要作物の生産性向上に寄与してきた。

【設立合弁会社の概要】
・会社名:Marubeni Myanmar Fertilizer Co.,Ltd.
・所在地:ミャンマー連邦共和国 ティラワ工業団地
・事業内容:肥料加工および販売事業
・営業開始:2017年4月(予定)