中国・上海にて最先端技術や設備展示を行う最大の国際工業総合見本市として「中国国際工業博覧会」が11月4日に開催した。本イベントではロボットやエネルギー・省エネ技術、環境保全技術など、最先端テクノロジーが展示されている。
またJETROが中心となり、日本の技術アピールや海外企業とのアライアンスを目的にジャパン・パビリオンのブースが設置され、日本企業64社が出店した。その中には完全人工光型植物工場の開発、コンサルティングを行うアグリウェーブも参加し、日本の植物工場システムの展示が行われた。
同社ではセンサー技術を活用した植物工場を開発しており、コンテナ型から大規模レベルまでクライアントの要望にあった設備を提供している。すでに日本国内では多数の納入実績をもち、新技術のノウハウ蓄積には信州大学や京都府立大学との共同研究を行っている。
大きな設備投資が課題の植物工場だが、同社では設備の一部を海外資材に切り替え、国内だけでなく海外市場も含めたグローバルな事業展開をはかっている。ベトナム・ホーチミンでは小型サイズの植物工場設置やセミナーなどを開催し、積極的なプロモーションをかけている。
中国からもホームページを通じて、企業からの問い合わせが多いことから、日本式の管理技術で安心・安全な植物工場野菜のニーズがあると判断し、今回の出展に参加した、という。本見本市は11月4日〜8日まで開催される。