植物工場の経営者・コンサルタントがUAEに集結「世界農業イノベーション・フォーラム」が開催

 UAEにおける食品安全担当大臣であるモハメッド氏は、国内の食料関係者や経済専門家とともに、技術イノベーションによる食料安全保障のロードマップについて、具体的な話し合いをスタートさせた。

植物工場の経営者・コンサルタントがUAEに集結「世界農業イノベーション・フォーラム」が開催
会談は、4月1日からアブダビにて開催される「世界農業イノベーション・フォーラム」に合わせて実施された。フォーラムでは、世界中から50以上のAgTech(アグテック)企業が集結し、基調講演者には、太陽光利用型・完全人工光型の植物工場に関する経営者やコンサルタントなどが出席する。


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今年は、AI(人工知能)による農業技術の進歩に力を入れており、具体的な技術分野としては、植物工場・水耕栽培、畜産、ナツメヤシの生産、水産技術、サステナブル農業を取り上げている。

UAEでは過去に、農業に関する細かい統計調査が実施されていない。今後は、アグテックやフードテックなどの食料に関する先端技術を中心に調査を実施する。

その他、UAEと同様に、食料自給率は低いが、技術イノベーションで活路を見出そうとしているシンガポール等、世界各国の最新動向もリサーチしていく。

また、自国の強み・弱み(資金的な余力はある一方で、植物が栽培できる農地は少なく、水資源も限られている等)を分析しながら、世界の食料国家トップ10を目標に、今後の具体的な国家戦略を検討していく、という。

世界農業イノベーション・フォーラム http://innovationsinagriculture.com/