独自の縦型水耕栽培装置(バイグロウタワー)を推進し、農業ベンチャーを手掛けるグリーンリバーホールディングス株式会社は、縦型水耕栽培 装置関連特許を5件取得、2018年5月より全国で本システムの販売を開始した。
同社が新たに開発したバイグロウタワー(BI‐Grow towers)とは、アメリカで開発された、縦型水耕栽培装置をベースとした葉菜類栽培装置であり、これに独自の栽培ノウハウからなる新たな技術を取り入れたものです。
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この栽培装置 約500本を200m2のビニールハウスに設置することにより、当該ビニールハウスを高収量型植物工場にすると、栽培効率は露地の108倍(面積・期間)にもなり、狭いハウスを有効に活用できます。
さらに、IoTを利用し、複数のファーム(パイプビニールハウス圃場)を遠隔地より制御もする事を可能としています。
この技術開発により、高収量化されたファームを1カ所より同時制御する事ができ、圃場労働者の水耕栽培ノウハウレス化が可能となります。
【取得した特許一覧】
【宮崎県都城市同社の手掛けるスマートファーム(建設中)様子】
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