植物工場による低カリウム野菜の共同研究をおこなっている、富士通ホーム&オフィスサービスと秋田県立大学では、一般的なホウレンソウと比較して、鉄分を75%多く含む低カリウム・ホウレンソウの栽培技術をICTにより確立し、共同で特許出願した。
本技術により、貧血に悩む方など、毎日の食生活の中で生野菜から鉄分を摂取する選択肢を提供するとともに、野菜に含まれるカリウムが気になる方でも安心して鉄分摂取が可能な生野菜を提供することができる。
富士通ホーム&オフィスサービス株式会社では、2014年5月より「キレイヤサイ」ブランドにて、植物工場を活用した低カリウム・レタスの生産・販売を開始し、翌年7月には、低カリウム・ホウレンソウを商品ラインナップに追加した。
今までの低カリウム野菜の技術ノウハウを活用し、液肥の成分比率や液肥を野菜に与える期間などを「食・農クラウドAkisai」を活用した栽培環境下で最適化することで、鉄分含有量を一般的なホウレンソウと比較して、75%増加させる栽培技術を確立した。
また今回の鉄分リッチのホウレンソウについても、一般的なホウレンソウに含まれるカリウムの約3分の1以下となり、従来の「キレイヤサイ」低カリウム・ホウレンソウの商品と同等の低カリウム値を実現・確認している。
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