オイシックス、栄養学や味覚に関する研究・技術など「フードテック」専門の投資部門を設立

 オイシックス株式会社が、日本初のフードテック関連への投資・提携を行う専門に行う投資部門「フードテックファンド」を本年10月17日に立ち上げた。フードテック(FoodTech)とは、FoodとTechnologyをかけあわせた造語だ。

 オイシックスの企業理念でもある「豊かな食生活を、できるだけ多くの人に」という企業理念を実現するために、栄養学や味覚に関する研究・技術、食とヘルスケアに関する研究・サービス、新しい食材、農業技術、レシピサービス、調理家電など、フードテック分野へ特化した投資・提携を行っていく。

 近年、技術や研究の進歩によりフードテック業界においても様々な新技術や新サービスの種が出てくるようになったが、具体的なサービスにつなげるためには、様々な実証実験やテストマーケティングが必要になる。

そこで、単なる投資にとどまらず、オイシックスのサブスクリプション型(定期購入型)食品Eコマースとしてのプラットフォームを最大限に生かし、約12万人のオイシックスの定期顧客に向けたテストマーケティング、データ分析のほか、物流や商品開発、商品生産、食に関するマーケティングノウハウの活用など、幅広い分野から実行支援も行うことで、スタートアップの持つ新技術や新サービスをより早く実用化・事業化していくことを目指す。

 日本ではまだなじみの少ないフードテック業界だが、例えば、食事で味覚の矯正を行う研究により、味覚器官の低下からくる食欲低下・偏食の改善を目指すものがある。そうした研究の実証実験を共同実施することを考えている。

 また、真空調理方法など、新しい調理方法を搭載した海外の最新家電の日本向けテストマーケティング支援の活動も想定している。海外のベンチャーキャピタルやアクセラレーター(※)と連携し、海外のフードテック企業への出資、事業提携も検討していく考えだ。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

大和ハウス工業 アグリキューブ 植物工場バナー
次世代農業EXPO 植物工場バナー
植物工場設備販売(人工光型)_バナー
    ミラノ万博レポート「食と農業の未来」

過去のピックアップ記事

  1. ノース・ダコタ州立大学が約40億円にて植物工場・研究施設を完成
     米国のノース・ダコタ州立大学では最新技術を導入した植物工場が完成した。総投資額は3300万ドル(約…
  2. NYブッシュウィック地区の再開発。緑豊かな巨大屋上スペースを確保・都市型農業も推進
     2015年3月、デザインファームのODAアーキテクチャーが、ニューヨークのブッシュウィックに、緑豊…
  3. カナダ、ドーム型植物工場・イチゴの垂直式栽培の試験稼働へ
     カナダのメトロバンクーバーにて、ドーム型の温室ハウスを建設し、イチゴの多段式栽培をスタートさせた。…
  4. ライアソン大学による都市型・屋上ファームが1周年の収穫祭を開催
     カナダのトロントにあるライアソン大学の屋上ファームでは、1周年の収穫祭と農場ツアーが実施された。同…
  5. 露地野菜の価格高騰により植物工場野菜の価格が逆転
     国内では最近の長雨・猛暑により、レタス等の葉物野菜の価格が2~4割も高騰している。今年は4月から5…
  6. ローム 完全人工光型植物工場による一季成りイチゴの生産へ
     ロームは2014年9月、福岡県筑後市の子会社の半導体工場内で、LED光源を利用した完全人工光型植物…
  7. ドイツベンチャーによる都市型・大規模アクアポニクス施設を建設
     ドイツ・ベルリンにて2012年、れんが造りの古い醸造所跡に設立されたECFファームシステムズ社によ…
  8. 野菜価格高騰からスプレッドによるミニ野菜商品の生産拡大
     完全人工光型植物工場を運営するスプレッドでは露地野菜の価格高騰を受け、ミニ植物工場野菜「ベジタスミ…
  9. 野菜の機能性に関する測定方法(機能性表示食品制度にも応用)
     機能性表示食品制度による商品の販売が6月16日より開始されました。当初は飲料や加工食品、サプリメン…
  10. ユーヴィックス、自動追尾型の太陽光集光システムを販売。閉鎖型植物工場への応用も期待
     ユーヴィックスは、太陽の光を自動追尾装置で取り込み、ミラーの組み合わせで陽のあたらない建物内の奥空…
150629_英語ページバナー ログインページ(無料会員登録)_topside.logo
無料相談(経営相談・新規事業)バナー
151226 プレス募集バナー PR記事バナー 人材募集バナー

注目記事

  1. LED植物工場、玉川大学サイテックファームが日産3200株の施設稼働
     西松建設グループと玉川大学は平成24年1月17日に産学連携協定を結び、フルLED光源を採用した完全…
  2. 英国における衛星・宇宙産業と農業技術の融合。新たな新技術・産業創出へ
     9月28日にNASAが火星表面にて水が流れていたという確かな証拠を発見したというニュースが報道され…
  3. カゴメ、宮城県にて加工用トマトの大規模露地栽培へ
     太陽光利用型植物工場による生食用トマトの生産・販売を行う、カゴメ株式会社は、2012年以降、宮城県…
  4. 村上農園、機能性表示の新制度を背景に機能性野菜スプラウトが販売好調
     太陽光利用型植物工場や施設園芸を中心としたスプラウト生産大手の株式会社村上農園が生産販売する2つの…
ページ上部へ戻る