断熱パネルメーカーの向陽アドバンス(宮城県石巻市)では、2010年11月から完全人工光型植物工場にて生産したレタス類について、仙台市内のレストランやスーパーへの出荷を開始した。
生産能力は年間30万株、リーフレタス換算だと1日830株となる。現在は1日約500~600株を仙台市内のスーパーやレストランなどに卸している。
栽培品目は、約90gのリーフレタス(ハンサムグリーン、ローズレタス)を主力としながら、バジルなどのハーブ野菜やパセリなども栽培。ブランド名は「やさしい菜」。
稼働した植物工場は、施設面積が約480m2、軽量鉄骨造りの施設に自社の断熱パネルを導入。初期投資は7,000万円ほどに抑えた。
光源は蛍光灯を採用。約330m2の栽培ルームに、6段4列の栽培棚を設置し、86ワットの白熱灯1,056本を導入した。
Editor's Picks
-
田んぼに浮かぶホテルがコンセプト、スイデンテラスがリニューアルオープン
-
緑演舎による造園家がプロデュースする個人住宅向け「GARDENNERS HOUSE」事業をスタート
-
ミラノ都市部で自然に囲まれたオフィス空間を実現。ハイテク企業や研究者のハブ施設へリニューアル
-
シンガポールの高層住宅タワーをリニューアル。屋上には住民参加型の菜園も整備
-
メルボルンに駐車場スペースを活用した屋上農園「スカイファーム」が来年に完成
-
台湾の青果市場、屋上に農場を導入した最新施設として2020年に完成予定
-
ロンドン、屋上に植物工場ファームを併設した地元フードコート施設を開設
-
UAEの陸上養殖ベンチャー『Fish Farm社』サーモンなどの魚を本格販売へ
-
カナダの大学が連携。クリーン・エネルギー技術を活用した『高層タワー型の植物工場』を計画
-
海面上昇の対策、海洋に浮かぶ街「フローティング・シティ」食料やエネルギーの自給自足を実現